とも‐かがみ【共鏡/友鏡】
1 「合わせ鏡」に同じ。 2 二つのものを照らし合わせること。「黒髪と雪との中のうき見れば—をもつらしとぞ思ふ」〈後撰・冬〉
ともかがみ【友鏡】
江戸後期の語学書。1巻。東条義門著。文政6年(1823)刊。本居宣長の「てにをは紐鏡(ひもかがみ)」を補訂したもので、係り結びの法則を活用によって整理し、図表に示す。てにをは友鏡。
トラピスト【TRAPPIST】
《Transiting Planets and Planetesimals Small Telescope》チリのアンデス山脈中のアタカマ砂漠とモロッコのアトラス山脈に設置した天体望遠鏡を遠隔操...
トランシット【transit】
測角器の一。主として水平角・高低角の測定に使用。水平分度盤と鉛直分度盤をもつ架台上に、自由に回転できる望遠鏡を取り付けたもの。精密なものを経緯儀という。転鏡儀。セオドライト。
トランジット‐ほう【トランジット法】
系外惑星の探索法の一。惑星が主星の前を横切るときのわずかな明るさの変化を観測することで、惑星の大きさや公転周期を推定する。ケプラー宇宙望遠鏡で採用され、数多くの系外惑星が発見された。食検出法。
とり‐あい【取(り)合い】
1 一つのものを取ろうとして争うこと。奪い合い。「席の—」 2 つり合っていること。また、取り合わせ。配合。「上着にかかはらず、肌着との—なり」〈色道大鏡・三〉
とり‐いだ・す【取り出だす】
[動サ四] 1 持ち出す。とりだす。「やをら—・してふところにさしいれて」〈大鏡・兼通〉 2 多くの中から選び出す。「よしとおぼすを—・させ給ひて」〈宇津保・蔵開中〉
とり‐なり【取(り)成り】
なりふり。人の身なりや素振り。「おとなしやかな—で」〈鏡花・高野聖〉
とり‐わ・く【取り分く】
[動カ四]特に他と異なっている。特別である。「御前よりも—・きさるべきものどもをいださせ給ふ」〈大鏡・頼忠〉 [動カ下二]「とりわける」の文語形。
とりん‐ぼう【取りん坊】
1 遊里で、遊女をだまして金品を奪う客。転じて、遊女にだまされて多額の金品を奪われる客。とられんぼう。「女郎も—も、あまねく色道の鏡といたしぬ」〈浮・色三味線・二〉 2 遊里で、ひやかし。素見(...