ミクロトーム【(ドイツ)Mikrotom】
顕微鏡で観察する動植物体の組織の切片を作成するための切断器械。数〜数十マイクロメートル程度の薄さに切ることができる。マイクロトーム。
御髪(みぐし)下(お)ろ・す
貴人が髪をそり落として仏門に入る。「花山寺におはしましつきて、—・させ給ひてのちにぞ」〈大鏡・花山院〉
み‐しょうたい【御正体】
《「みしょうだい」とも》御神体。また、神仏習合の考えによって神体である鏡に本地仏の像を示した鏡像または懸仏(かけぼとけ)。
みずかがみ【水鏡】
鎌倉初期の歴史物語。3巻。中山忠親の著といわれる。成立年代未詳。神武天皇から仁明天皇までの約1500年間の歴史を編年体で記したもの。四鏡(しきょう)の一。
みず‐めがね【水眼鏡】
水中に潜るときに用いるめがね。水中眼鏡。ゴーグル。《季 夏》
みそか【密か】
[形動ナリ]人に知られないようにこっそりするさま。ひそか。「人にも知らさせ給はで、—に花山寺におはしまして」〈大鏡・花山院〉
みだれ‐ごこち【乱れ心地】
「みだりごこち」に同じ。「—いとあやしう侍りて」〈大鏡・道兼〉
みち‐かい【道交ひ】
1 道ですれちがうこと。「—にてだに、人か何ぞとだに御覧じわくべくもあらず」〈源・明石〉 2 道を行き来すること。往来。「大路の—もいかがとのみわづらはしく」〈大鏡・師尹〉
ミッドナイトサーカス【ミッドナイト・サーカス/深夜曲馬団】
大沢在昌の短編小説集。昭和60年(1985)刊。同年、第4回日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞受賞。「空中ブランコ」「鏡の顔」など5作品を収める。
皆(みな)に◦する
全部なくしてしまう。「御主人へ持って行く、一樽のお代を—◦しました」〈鏡花・草迷宮〉