おさな‐らし・い【幼らしい】
[形]いかにも幼げだ。子供っぽい。「おもしろい談(はなし)をといって打解けて—・くねだった」〈鏡花・高野聖〉
おされ◦ぬ【押されぬ】
[連語] 1 他人にあれこれ言われない。堂々としている。りっぱである。「座敷へ出ても—◦ぬ一本」〈鏡花・湯島詣〉 2 否定できない事実である。動かしようがない。「殊に今日は土用の入り、それでか跡...
おざ‐つき【御座付き】
芸者が宴席に呼ばれて、最初に三味線を弾いて祝儀の歌をうたうこと。また、その歌。「—一つ弾けぬ芸妓(げいこ)」〈鏡花・歌行灯〉
おし‐かえ・す【押(し)返す】
[動サ五(四)] 1 押してくるものを、逆にこちらからも押す。押し戻す。「寄せ来る人波を—・す」 2 先方が差し出したものなどを、拒んでもとへ返す。「礼物を—・す」 3 引き返す。「御車—・させ...
オズマ‐けいかく【オズマ計画】
《Ozma Project》近い恒星から出る電波を大型電波望遠鏡で受信して、高度の知力をもつ宇宙人の存在を確かめようとする米国の宇宙実験計画の一つ。 [補説]米国の児童文学「オズの魔法使い」シリ...
おそなえ‐もち【御供え餅】
正月や祭礼のときに、神仏に供える餅。鏡餅。
怖気(おぞけ)を震(ふる)・う
恐ろしさに身ぶるいをする。非常に恐ろしく思う。「—・って立竦(たちすく)むと涼しさが身に染みて」〈鏡花・高野聖〉
おぞまし・い【悍ましい】
[形][文]おぞま・し[シク] 1 いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。「口にするのも—・い事件」 2 我(が)が強い。強情だ。「かく—・しくは、いみじき契り深くとも絶えてまた見...
おっこち【落っこち】
恋に落ちること。情人関係になること。また、その情人。「君の—は何うしたんでげす」〈鏡花・湯島詣〉
おっ‐ぷ・せる【押っ伏せる】
[動サ下一][文]おっぷ・す[サ下二]「おしふせる」の音変化。「拍子で声を—・せられると、張った調子がすぐにたるんだ」〈鏡花・歌行灯〉