かいじゅうぶどう‐きょう【海獣葡萄鏡】
中国唐代に盛行した銅鏡。鏡背のつまみと、そのまわりに獅子(しし)(狻猊(しゅんげい))・有角獣・葡萄唐草文などを配する。日本にも伝わり、法隆寺五重塔心礎や高松塚古墳出土のものが有名。
かいせつ‐げんかい【回折限界】
望遠鏡や顕微鏡などの光学系における、光の回折により制限される解像力または分解能の理論的限界。望遠鏡の場合、角度分解能は波長λ、口径Dとすると、1.2λ/Dラジアン程度、顕微鏡の場合、空間分解能は...
かいぞう‐ど【解像度】
1 テレビ・コンピューターのディスプレーの表示や、プリンターの印刷において、表示できる画像の鮮明度。走査線の密度や画面を構成する画素(ドット)数を、縦横の積(1024×768など)で表す。プリン...
かいぞう‐りょく【解像力】
1 写真撮影で、被写体の鮮明な像を再現できるレンズ、フィルム、イメージセンサーなどの能力。 2 顕微鏡などで、像の微細な部分を識別できるレンズの能力。
かい‐ぞめ【買(い)初め】
新年になって初めて買い物をすること。《季 新年》「—に雪の山家(やまが)の絵本かな/鏡花」
かいちゅう‐かがみ【懐中鏡】
女性がふところや帯の間などに入れて携帯する小型の鏡。
かいてん‐とう【回転灯】
反射鏡が回転することで発光の向きが変わる電灯。 [補説]車両に装備する場合は、用途により次のように規定されている。色種類赤色警察、消防などの緊急自動車黄色国土交通省などによる道路維持作業用自動車...
かい‐ど・る【掻い取る】
[動ラ五(四)] 1 着物の裾や褄(つま)を手で引き上げる。「半纏の裾を—・り」〈鏡花・婦系図〉 2 要点をあげて示す。かいつまむ。「人の気みじかくなりて、何事をも—・りていふなり」〈色道大鏡・一〉
かい‐ひそ・む【掻い潜む】
[動マ四]ひっそり隠れている。「—・みて群がりゐつつ、鼻うちかみてうち泣く人より外はなし」〈増鏡・三神山〉 [動マ下二]表に立たないようにする。ひそめる。「いたく—・めて、かたみに心遣ひした...
かいぼう‐けんびきょう【解剖顕微鏡】
解剖または解剖標本作成に用いられる顕微鏡。実体顕微鏡、または拡大鏡・支持台・照明装置を組み合わせた倍率10倍程度のものが多い。