しょ‐ちゅう‐ご【初中後】
物事の初め・中ごろ・終わりの三段階。中世の芸道、文芸論などで使った用語。「拍子は—へわたるべし」〈花鏡〉
しらなみごにんおんな【白浪五人女】
歌舞伎狂言「処女評判善悪鏡(むすめひょうばんぜんあくかがみ)」の通称。
しろ【代】
1 代わりをするもの。代用。「霊(たま)—」「丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、道ばたにつみ重ねて、薪の—に売っていた」〈芥川・羅生門〉 2 ある物の代わりとして出される品や金銭。「飲み...
しろ‐み【白鑞】
1 「しろめ(白鑞)」に同じ。 2 白銅(はくどう)。「—の御鏡はとぎにくく侍る」〈七十一番職人歌合・中〉
しん‐かぶきじゅうはちばん【新歌舞伎十八番】
7世および9世市川団十郎が選定した、歌舞伎十八番以外の得意芸32種。活歴(かつれき)物・松羽目(まつばめ)物が多い。「地震加藤」「鏡獅子」「船弁慶」「紅葉狩」など。
しん‐きょう【神鏡】
1 神社などで、神霊として祭る鏡。 2 神前に掛けておく鏡。
三種の神器の一である八咫鏡(やたのかがみ)のこと。
しん‐けい【神鏡】
⇒しんきょう(神鏡)
しん‐きょう【秦鏡】
《「西京雑記」にある、秦の始皇帝が、人の心の善悪や病気の有無を照らして見たという鏡から》人の心の善悪正邪を見抜く眼識。
しん‐しゅ【神主】
《古くは「じんしゅ」とも》 1 もののたましい。 2 儒教の葬礼で、死者の官位・姓名を書く霊牌。仏教の位牌にあたる。 3 「かんぬし」に同じ。「仮令(たとへば)、—、祝部(はふり)の名には」〈色...
しんじゅう‐きょう【神獣鏡】
背面に神仙と霊獣の像を組み合わせた文様がある銅鏡。中国で後漢から六朝時代に盛行し、日本の古墳からも出土する。縁の形で平縁(ひらぶち)式と三角縁式とに大別される。