さくじょう‐そしき【柵状組織】
葉の上面の表皮のすぐ内側にあり、細長い細胞が縦に密に接して並んだ組織。多量の葉緑素を含み、最も盛んに光合成を行う。
さけ【鮭/鮏】
1 サケ目サケ科の海水魚。全長約1メートル。体は長い紡錘形で側扁し、尾びれ近くに脂びれがある。背側は暗青色、腹側は銀白色。北太平洋を広く回遊し、河川に上って産卵する。産卵期の雄は吻(ふん)が鉤(...
ささら‐こ【簓子】
1 壁板などを張るときに、羽重(はがさね)にした下見板の押縁(おしぶち)として、縦に打ちつける細長い木材。裏側には下見板に合わせた刻みをつけ、板に密着するようにしてある。 2 簓1で簓竹とすり合...
さし‐がね【差(し)金】
1 (「指矩」とも書く)まがりがね。かねじゃく。 2 歌舞伎の小道具の一。作り物の蝶(ちょう)・鳥・人魂(ひとだま)などを操るための黒塗りの細い竹ざお。先端に針金をつけ、これに作り物を取り付ける...
さし‐がめ【刺椿象/刺亀虫】
半翅(はんし)目サシガメ科の昆虫の総称。体は扁平または細長く、脚が長い。食虫性で、人や鳥の血を吸う種類もある。
さし‐は【翳】
《「さしば」とも》鳥の羽や絹を張ったうちわ形のものに長い柄をつけた道具。貴人の外出時や、天皇が即位・朝賀などで高御座(たかみくら)に出るとき、従者が差し出して顔を隠すのに用いた。
さしみ‐ぼうちょう【刺(し)身包丁】
刺身をつくるのに使う包丁。刃の幅が狭くて長い、片刃の包丁。
さじ‐おもだか【匙沢瀉/匙面高】
オモダカ科の多年草。沼や浅い水中に生える。葉は、長い柄をもつ楕円形で、根際から生える。夏から秋にかけて約80センチの花茎を出し、多数の白い小花をつける。塊茎は漢方で沢瀉(たくしゃ)といい、利尿薬...
さ・す【挿す】
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》 1 細長い物を、他の物の中に突き入れる。「花瓶にバラを—・す」「かんざしを—・す」 2 挿し木をする。「菊を—・す」 3 (「差す」とも書く)刀などを帯の間...
さそり‐もどき【蠍擬】
蛛形(ちゅけい)綱サソリモドキ科の節足動物。体長4センチくらいで黒褐色。サソリに似るが、尾端に長いむち状の突起をもち、毒はないが悪臭を放つ。九州南部・沖縄に分布。むちさそり。