おはな‐はんしち【お花半七】
大坂の刀屋の手代半七と遊女お花の心中事件を題材とした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。近松門左衛門作「長町女腹切(ながまちおんなのはらきり)」など。
おはらごこう【大原御幸】
謡曲。三番目物。観世・宝生(ほうしょう)・金剛・喜多流。後白河法皇が大原寂光院に建礼門院を訪ねると、女院は安徳帝の最期などを物語る。金剛・喜多流では「小原御幸」。
おはらめ【大原女】
歌舞伎舞踊。長唄。2世瀬川如皐(じょこう)作詞、9世杵屋六左衛門作曲。文化7年(1810)江戸中村座で、3世中村歌右衛門が演じた九変化「奉掛色浮世図画(かけたてまつるいろのうきよえ)」の一。大原...
おはん‐ちょうえもん【お半長右衛門】
信濃屋の娘お半と、隣家の帯屋長右衛門の心中事件を題材とした、浄瑠璃「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」の通称。
おばま‐わん【小浜湾】
福井県西部、若狭(わかさ)湾のうち東側の内外海(うちとみ)半島と西側の大島半島に囲まれた内湾。湾内はハマチ・真珠養殖が盛ん。湾外は海食による断崖が続き、内外海半島先端の蘇洞門(そとも)は景勝地。...
お‐ふく【御福】
1 「ふく(福)2」に同じ。「多聞の—を、清水にて給はらうずる間」〈虎明狂・毘沙門〉 2 おたふく。おかめ。「姫君はさて置きたとへ餅屋の—でも」〈浄・反魂香〉 3 文楽人形の首(かしら)の一。...
おふみ【御文】
蓮如(れんにょ)が浄土真宗の教義を説いて門徒に与えた書簡80通を選んで編集したもの。主に大谷派でいい、本願寺派では御文章(ごぶんしょう)という。おふみさま。
オベリスク【obelisk】
1 古代エジプトで、神殿の門前の両脇に立てられた石造の記念碑。方形で上に向かって細くなり、先端はピラミッド形。柱面には象形文字の碑文や図像を刻む。方尖(ほうせん)柱。方尖塔。方尖碑。 2 1の形...
オペレーション‐センター【operation center】
航空用語で、航空会社の運航部門が入っている建物の通称。本社組織のほか、運航管理室・運航統制室・乗員控え室などがあり、飛行計画の作成承認、乗員のブリーフィングなどが行われる。
おぼつか‐な・い【覚束無い】
[形][文]おぼつかな・し[ク] 1 物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。「昨年並みの収穫は—・い」「今の成績では合格は—・い」 2 はっきりしない。あやふやである。「—・い記憶をた...