かど‐うたい【門謡】
人家の門口に立って、歌をうたい、物ごいをすること。また、その人。「貧しければ、せん方なくて—」〈浮・伝来記・六〉
かど‐おくり【門送り】
1 葬送の際、喪家には行かず自分の家の門口で見送ること。 2 帰る人を門口まで見送ること。「悲しむ母の—、景清も跡を見返りて」〈謡・大仏供養〉
かど‐かざり【門飾り】
新年に松など立てて門口を飾ること。また、その飾り。《季 新年》
かど‐ぎょう【門経】
1 葬式で、棺を家の外に出すときに、家の前で読む経。 2 家々の門口に立って経を読み、喜捨を請う僧形の者。門経読み。
かどくら‐みさき【門倉岬】
鹿児島県、種子島最南端にある岬。先端部は高さ30〜40メートルの海食崖(がい)。天文12年(1543)、ポルトガル人が漂着し鉄砲をわが国に伝えた地。鉄砲伝来紀功碑がある。屋久(やく)島の連峰、種...
かど‐ぐち【門口】
1 家や門の出入り口。 2 物事が始まろうとする時。「第二の人生の—に立つ」
かど‐さき【門先/門前】
門の前。入り口の前。
かど‐じょうるり【門浄瑠璃】
人家の門口で、浄瑠璃を語り、金品を請うこと。また、その人。
かど‐すずみ【門涼み】
門口に出て涼むこと。《季 夏》
かど‐ぜっきょう【門説経】
江戸時代、人家の門口や町の路上で編み笠をかぶり、簓(ささら)・三味線・胡弓(こきゅう)などに合わせて説経浄瑠璃を語り、金品を請うた芸。また、その人。唱門(しょうもん)。