うた‐うら【歌占】
1 巫女(みこ)や男巫(おとこみこ)が神慮を和歌で告げること。また、その歌による吉凶判断。「男巫(みこ)の候が、小弓に短冊を付け—を引き候が」〈謡・歌占〉 2 百人一首の草子などを任意に開き、そ...
うち‐びらき【内開き】
ドアなどが内側に開くこと。⇔外開き。
うらじろ‐ど【裏白戸】
土蔵入り口の開き戸の内側に設ける防火用の引き戸。表がねずみ色、裏が白漆喰(しろしっくい)塗りのもの。うらじろのと。
うわて‐だしなげ【上手出し投げ】
相撲のきまり手の一。相手のまわしを上手(うわて)に取り、一方の足を大きく後方に引いて半身に開き、引きずるように投げ倒す技。
うん‐でい【雲泥】
天の雲と地の泥。二つの間に大きな差違のあるたとえ。「—の開き」「源平いづれ勝劣無かりしかども、今は—交はりを隔てて」〈平家・四〉
えま◦う【笑まふ/咲まふ】
[連語]《動詞「え(笑)む」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》 1 ほほえむ。「さ馴らへる鷹は無けむと心には思ひ誇りて—◦ひつつ」〈万・四〇一一〉 2 花が咲く。「梅柳常より殊に敷き栄え...
エル‐エス‐ティー【LST】
《landing ship tank》米軍の戦車揚陸艦。海岸に乗り上げて艦首を開き、兵士・武器・戦車などを揚陸させる。
エルメス【Thierry Hermès】
[1801〜1878]フランスの馬具職人。1837年、パリに馬具専門の工房を開き、フランス・ロシア貴族御用達の店として発展させた。子孫により受け継がれた工房は鞄・時計・衣料品など服飾事業に転換、...
えん‐び【燕尾】
1 ツバメの尾。 2 冠の纓(えい)の一。先が円形の裾開きの纓。加冠の際に用いる。 3 鏃(やじり)の一で、末端が二つに分かれたもの。 4 掛け軸の表装で、上部の中央に並べて垂らしてある二条の細...
えんま‐もうで【閻魔詣で】
陰暦1月16日(初閻魔)と7月16日(大斎日)に閻魔堂に参詣(さんけい)すること。この日は地獄の釜(かま)のふたが開き、罪人が責め苦を免れると伝えられる。閻魔参り。《季 夏》