ダンピング‐かんぜい【ダンピング関税】
外国のダンピングによって、国内産業が損害をこうむるおそれがある場合などに、その産業を保護するために課する高率関税。ダンピング防止税。不当廉売関税。
ついか‐かんぜい【追加関税】
不公正な貿易慣行に対抗するために、通常の関税に上乗せしてして賦課する関税。
つうこく‐しょぶん【通告処分】
間接国税・関税などに関する犯則事件の調査によって、国税局長・税務署長・税関長が犯則の心証を得た場合、その理由を明示して罰金・科料に相当する金額、没収品に該当する物品などを指定の場所に納付すべきこ...
ティー‐エヌ‐シー【TNC】
《Trade Negotiations Committee》貿易交渉委員会。関税貿易一般協定(GATT)での高級事務レベルの協議組織。世界貿易機関(WTO)総会の下に置かれる。
デューティー‐フリー【duty-free】
無税。免税。特に、関税のかからないことをいう。「—ショップ」
デューティーフリー‐ショップ【duty-free shop】
免税店。空港などで出国者向けに関税・消費税・酒税などを免除して商品を販売する店舗。保税売店。保税免税店。DFS。→タックスフリーショップ [補説]日本では保税蔵置場の許可を受けた場所に設置される。
とうきょう‐ラウンド【東京ラウンド】
1973年9月から始まった関税および貿易に関する一般協定(GATT)における多国間の多角的貿易交渉。貿易自由化の推進を目標とし、関税のほかにも非関税障壁、セーフガード、開発途上国問題も取り上げた...
とくてい‐げんさんちしょうめいしょ【特定原産地証明書】
自由貿易協定や経済連携協定などに基づく特恵関税率の適用を受けるための原産地証明書。
とくべつとっけいかんぜい‐せいど【特別特恵関税制度】
先進国が、後発開発途上国を支援するために行う、輸入関税の優遇措置。対象国のほぼすべての産品について、関税を無税にする。→一般特恵関税制度
とっけい‐かんぜい【特恵関税】
特定の国からの輸入品に対して、一般の税率よりも低い税率で課す関税。→特恵税率 [補説]1930年代にはブロック経済圏内で設定された。現在では、開発途上国の発展を支援する目的で設定される一般特恵関...