きょうそうてき‐そがい【競争的阻害】
酵素の活性部位に、基質と競合して結合し、結果的に酵素活性を阻害する機構。医薬品、農薬、殺虫剤などに利用される。競合阻害。競争阻害。拮抗的阻害。→非競争的阻害
きょけつせい‐しんしっかん【虚血性心疾患】
冠状動脈に狭窄(きょうさく)・閉塞が生じ、心筋への血流・酸素供給が阻害されることによって起こる、心疾患の総称。狭心症・心筋梗塞など。動脈硬化が主な要因。冠状動脈疾患。冠動脈心疾患。IHD(Isc...
きんきゅう‐ちょうせい【緊急調整】
公益事業などの大規模な労働争議を調整する制度。争議が国民生活を著しく阻害するおそれのある場合、内閣総理大臣が中央労働委員会の意見を聞いて決定し公表する。これにより、争議行為は50日間禁止され、そ...
クラウディング‐アウト【crowding out】
1 押し出すこと。押しのけること。 2 政府による国債の大量発行が民間の資金調達と競合を起こし、金融市場が逼迫(ひっぱく)して金利を上昇させ、民間の資金調達が阻害される現象。民間投資の締め出し。...
クラミジア【(ラテン)Chlamydia】
クラミジア目の微生物の総称。ウイルスとリケッチアの両方に似た性質がある。宿主の細胞に寄生し、インターフェロンの産生を阻害する作用を示す。トラコーマ・オウム病の病原体などが含まれる。
グリホサート【glyphosate】
アミノ酸系除草剤の一種。グリシンにホスホノメチルというリン酸が結合した構造をもつ。芳香族アミノ酸の合成を阻害して、植物を枯死させる。1970年に米国の農業化学会社が開発。商品名はラウンドアップ。...
グルホシネート【glufosinate】
アミノ酸系除草剤の一種。グルタミン合成酵素の働きを阻害することで、植物体内にグルタミン酸やアンモニアを蓄積させ、枯死させる。商品名バスタ。
けっせん‐しょう【血栓症】
血管内に生じた血栓が血液の流れを阻害することによって組織や臓器に障害が引き起こされること。
ゲフィチニブ【Gefitinib】
抗癌剤(こうがんざい)の一つ。分子標的治療薬の一種で、非小細胞肺癌(ひしょうさいぼうはいがん)の治療薬として使用される。商品名イレッサ。平成14年(2002)、英国の製薬会社アストラゼネカが、世...
こうしゅ‐ざい【抗酒剤】
アルコール依存症などで飲酒を控える必要がある人に対して、断酒を目的として処方される薬剤。アルコールの中間代謝産物アセトアルデヒドを分解する酵素の働きを阻害する。服用すると、少量の飲酒でも動悸(ど...