きり【切り/限り】
[名] 1 区切り。切れ目。「—のよいところでやめる」「—をつける」 2 (多く「きりがない」「きりのない」などの形で用いる)かぎり。はて。際限。「欲をいえば—がない」 3 (限り)商品の先物...
ぎり【限り】
[名・形動]俗に「ぎりぎり」の略。「終電に—乗れた」
ぎり‐ぎり【限り限り】
[名・形動]限度いっぱいで、それ以上余地がないこと。また、そのさま。副詞的にも用いる。「しめきり—に間に合う」「経済的に—な(の)状態で生活する」「—許容できる線」
声(こえ)の限(かぎ)り
ありったけの大声で。声を限りに。「—叫び続ける」
こん‐かぎり【根限り】
[副]力を出し尽くすまで物事をするさま。根気の続くかぎり。「—説得する」
沙汰(さた)の限(かぎ)り
1 是非を論じる範囲をこえていること。論外。また、言語道断。もってのほか。「あんな男をリーダーに据えるとは—だ」「—を尽くす」 2 理非・善悪の問題となる範囲。「是をだに心得ざらんは—にあらず」...
しんだい‐かぎり【身代限り】
1 全財産を費やしてしまうこと。破産すること。「そんなに度々引越しをしたら—をする許(ばか)りだ」〈漱石・琴のそら音〉 2 江戸時代、借金を返済できなくなった債務者に対し、官が全財産を没収して債...
そのば‐かぎり【其の場限り】
その時だけのことで、あとには関係しないこと。「—の話」
それ‐きり【其れ切り/其れ限り】
《「それぎり」とも。副詞的にも用いる》 1 それが最後であること。それっきり。「話が—になってしまう」「先月遊びに来たが—顔を見せない」 2 それが全部であること。それっきり。「—持ち合わせがな...
それっ‐きり【其れっ切り/其れっ限り】
「それきり」を強めていう語。「—手紙もよこさない」