こ‐いん【故院】
亡くなった上皇・法皇。「—の御子達は、昔の御有様をおぼし出づるに」〈源・賢木〉
こうあ‐いん【興亜院】
《「興亜」はアジア諸国の勢いを盛んにすること》第一次近衛内閣の対中国政策の一環として昭和13年(1938)に発足した内閣直属機関。同17年、大東亜省設置により廃止。
こう‐いん【貢院】
中国で、科挙の試験をした場所。また、その建物。
こうぎょうぎじゅつ‐いん【工業技術院】
鉱工業の科学技術に関する試験研究、計量標準の設定、日本工業規格(現・日本産業規格、JIS)の制定などを行った行政機関。昭和23年(1948)工業技術庁の名称で商工省に設置、昭和27年(1952)...
こうせいねんきん‐びょういん【厚生年金病院】
平成26年(2014)3月まで財団法人厚生年金事業振興団(平成26年6月解散)や社団法人全国社会保険協会連合会が運営していた病院。全国に10施設あったが、地域医療機能推進機構などに譲渡された。→...
こうそ‐いん【控訴院】
明治憲法下で、大審院の下級、地方裁判所の上級にあった裁判所。現在の高等裁判所にあたる。
こうとう‐ほういん【高等法院】
14世紀以降整備され、フランス革命で廃止された、フランス王国の最高司法機関。パリのほか諸地方に置かれた。最高法院。
こうとく‐いん【高徳院】
神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺。山号は大異山。寺号は清浄泉寺。「鎌倉の大仏」と通称される本尊の金銅大仏は建長4年(1252)鋳造に着手されたもので国宝。→鎌倉の大仏
こうどう‐いん【高桐院】
京都市北区にある臨済宗の寺。大徳寺の塔頭(たっちゅう)の一。慶長6年(1601)ごろ、細川忠興が創建。玉甫紹琮が開祖。細川忠興、出雲阿国(いずものおくに)の墓がある。
こうぶん‐いん【弘文院】
平安前期の和気(わけ)氏の教育施設。延暦年間(782〜806)に、大学に学ぶ一族の子弟を勉学・寄宿させるために設立。