しろ‐しょいん【白書院】
《「しろじょいん」とも》檜(ひのき)の白木造りを主とし、漆塗りをしていない書院。武家では奥向き、寺家では表向きの座敷。→黒書院
しん‐いん【新院】
上皇が二人以上あるとき、新たに院になった上皇。→本院3 →中院1「先帝を—と申し、上皇をば一院とぞ申しける」〈保元・上〉
しんごん‐いん【真言院】
平安京大内裏中和院の西にあった密教の修法道場。承和元年(834)空海の奏請により唐の青竜寺に倣って設置された。毎年正月、後七日(ごしちにち)の御修法(みしほ)が行われた。修法院。
じ‐いん【寺院】
仏寺とそれに付属する別舎をあわせた称。また、広くイスラム教・キリスト教の礼拝堂にもいう。てら。
ジェロニモス‐しゅうどういん【ジェロニモス修道院】
《Mosteiro dos Jerónimos》ポルトガルの首都リスボンの南西部、ベレン地区にある修道院。16世紀初頭、ポルトガル王マヌエル1世がインド航路発見を記念し着工。マヌエル1世、バスコ...
じけい‐いいん【慈恵医院】
貧しい人々を施療するために設けられた医院。
じそん‐いん【慈尊院】
和歌山県伊都郡九度山町にある高野山真言宗の寺院。山号は万年山。空海(弘法大師)が高野山を開創したとき、参拝の要所にあたるこの地を表玄関として高野山一山の庶務を司る政所(まんどころ)を置いた。承和...
じっそう‐いん【実相院】
京都市左京区にある単立の寺。もと天台宗寺門派の門跡寺院。開創は寛喜元年(1229)。開基は、鷹司兼基の子静基僧正。紙本墨書仮名文字遣(重文)のほか、多数の古記録・文書を所蔵。実相院門跡。岩倉門跡。
じみょう‐いん【持明院】
京都市上京区にあった、藤原道長の曽孫基頼が邸内に建てた持仏堂の名。
姓氏の一。藤原北家道長流。藤原基頼の子通基が
を家名としたのに始まる。
ジャガナタ‐じいん【ジャガナタ寺院】
《Pura Jagatnata》インドネシア南部、バリ島南部の都市デンパサールの市街中心部にあるヒンズー教寺院。ププタン広場の東に位置し、バリ博物館に隣接する。境内の中心にはヒンズー教最高神を祭...