とうしゅいとん‐の‐とみ【陶朱猗頓の富】
《陶朱は金満家として知られ、猗頓は魯国の富豪であったところから》莫大(ばくだい)な富。また、富豪。
とう‐じき【陶磁器】
陶器と磁器。広義には、粘土に長石・石英などの粉末をまぜて成形・焼成した製品の総称。素地(きじ)の質や焼成温度などにより、土器・陶器・炻器(せっき)・磁器に大別される。
とうじせいほう【陶磁製方】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山の著作。元文2年(1737)9月に書かれた入門書で、作陶方法などを記している。大川家とその親戚に伝えられた写しが残る。佐野伝書。
とう‐じん【陶人】
陶器をつくる職人。陶工。
とう‐すい【陶酔】
[名](スル) 1 気持ちよく酔うこと。「美酒に—する」 2 心を奪われてうっとりすること。「名演技に—する」
とうすい‐きょう【陶酔境】
ほどよく酒に酔ったときの、うっとりとしたよい気持ち。また、美しいものやすばらしいものに接したときの、うっとりした気持ち。「—にひたる」
とう‐せい【陶製】
焼き物で作ること。また、そのもの。「—の人形」
とう‐せき【陶石】
陶磁器の原料となる岩石。石英と絹雲母(きぬうんも)からなり、少量のカオリンなどが加わるものもある。
とう‐ぜん【陶然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 酒に酔ってよい気持ちになるさま。「美酒に—と酔いしれる」 2 うっとりとよい気持ちであるさま。「—たる面持ちで名演奏を聴く」
とう‐ちん【陶枕】
陶磁器製の枕。中国から渡来。夏に使われる。《季 夏》