くま‐な・し【隈無し】
[形ク] 1 影や曇りがない。隠れるところがない。「月は—・きをのみ見るものかは」〈徒然・一三七〉 2 隠し隔てがない。わだかまりがない。「好色事(すきごと)ども、かたみに—・く言ひ表し給ふ」〈...
くま‐ふで【隈筆】
⇒隈取(くまど)り筆
くま‐み【隈廻/隈回】
《「み」は動詞「み(廻)る」の連用形から。曲がりめぐること、また、そのようになっている地形をいう》道の曲がりかど。くまわ。「玉桙(たまほこ)の道の—に草手折(たを)り」〈万・八八六〉
すみ‐やぐら【隅櫓/角櫓】
城郭の隅に立てた櫓。
わい【隈】
[人名用漢字] [音]ワイ(漢) [訓]すみ くま 〈ワイ〉奥まった所。すみ。「界隈」 〈すみ(ずみ)〉「隈隈/四隈」
わいはん‐ないかく【隈板内閣】
日本最初の政党内閣である第一次大隈内閣の通称。明治31年(1898)自由党・進歩党が合同して成立した憲政党が中心となって組閣、大隈重信が首相兼外相、板垣退助が内相に就任したため、この名がある。...