し‐ろん【試論】
1 試みに述べた論。 2 随筆風の小論。エッセー。
しんさるがくき【新猿楽記】
平安後期の随筆。1巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)著。康平年間(1058〜1065)の成立か。猿楽見物の一家に託し、当時の庶民の風俗などを漢文で描く。生活史料として重要。
しんせいようじじょう【新西洋事情】
深田祐介による随筆集。昭和50年(1975)刊行。翌年、第7回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
じあまりじんせい【字余り人生】
岡田誠三の随筆集。昭和56年(1981)刊行。
じしょう‐ぶんがく【自照文学】
日記・随筆などのように、自己反省・自己観察の精神から生活体験を主観的に叙述した文学。
じょうざんきだん【常山紀談】
江戸中期の随筆。正編25巻。湯浅常山著。原形は元文4年(1739)成立。完成は明和7年(1770)とされ、その後拾遺4巻と付録1巻が加えられる。戦国時代から江戸初期までの名将・傑物の言行を伝えた...
じょう‐し【上厠】
[名](スル)便所にはいること。「便意を催し、—す」〈百閒・百鬼園随筆〉
すいめいしわ【酔茗詩話】
河井酔茗の随筆。昭和12年(1937)刊。
すい‐らん【翠巒】
緑色に連なる山々。「淡路島の—が鏡にうつした景色の様に」〈百閒・百鬼園随筆〉
スケッチブック【The Sketch Book】
アービングの文集。1820年、ジェフリー=クレヨンの筆名で刊行。34編の短編物語・随筆を収録。