さい‐がい【際涯】
物事や土地の限界。かぎり。はて。「—もなく広がる大平原」「—のない青空」
さい‐げん【際限】
移り変わっていく状態の最後のところ。きり。かぎり。はて。「—なく続く話」
さいし‐て【際して】
[連語]《動詞「さい(際)する」の連用形+接続助詞「て」》ある行為、事態にあたって。…の折に。「ご注文に—のご注意」→際する
さい・する【際する】
[動サ変][文]さい・す[サ変](多く「…に際して」の形で)ある出来事や事態に出あう。「出発に—・し、注意事項を述べる」
さい‐め【際目/境目】
さかいめ。土地の境界。「甲斐と越後の領分に分けて立てたる—の場所」〈浄・廿四孝〉
さいめ‐ろん【際目論】
田や畑などの、土地の境界の争い。
ざい【際】
身のほど。分際。「時宗(ときむね)やらぬの逃さぬのと、女子の—にあんまりな」〈浄・百日曽我〉