さい【際】
1 とき。場合。機会。「有事の—」「この—だから言っておこう」 2 物と物との接するところ。「天地の—」 →頃(ころ)[用法]
さい【際】
[音]サイ(漢) [訓]きわ [学習漢字]5年 〈サイ〉 1 二つの物が接する所。限りのところ。きわ。はて。「際涯・際限/分際(ぶんざい)・辺際」 2 出会う。「際会」 3 接してまじわる。「...
さり‐ぎわ【去り際】
去ろうとしている、ちょうどその時。「—に振り向く」
さん‐さい【三際】
「三世(さんぜ)1」に同じ。
ざい【際】
身のほど。分際。「時宗(ときむね)やらぬの逃さぬのと、女子の—にあんまりな」〈浄・百日曽我〉
したて‐ぎわ【仕立て際】
1 仕立て上がる間際。 2 仕立ての手際。できばえ。「木棉着物(きるもの)の—を改めける」〈浮・五人女・三〉
しに‐ぎわ【死に際】
まさに死のうとする時。死ぬまぎわ。いまわ。
しまい‐ぎわ【仕舞(い)際】
終わりになろうとするとき。「作業の—」
しろ‐きわ【白際】
江戸時代の女官や御殿女中などの化粧法。髪の生えぎわに墨で線を描き、その内側に白粉(おしろい)を塗ってぼかすもの。
じっ‐さい【実際】
[名] 1 物事のあるがままの状態。「老人医療の—に目を向ける」「—は経営が苦しい」 2 想像や理論でなく、実地の場合。「—に応用する」「—にあった話」「—問題」 3 仏語。真如、または無余涅...