もて‐かく・す【もて隠す】
[動サ四] 1 うまく隠す。人に見られないようにする。「あはれなる御ありさまを、ただこの大将殿の御心に—・されて」〈源・花散里〉 2 そのままにしておく。「飲食は少し—・して調へそなふべきなり」...
元(もと)の木阿弥(もくあみ)
いったんよくなったものが、再びもとの状態に戻ること。 [補説]戦国時代の武将筒井順昭が病死した時、死を隠すために、その子順慶が成人するまで、声の似ていた木阿弥という男を寝所に寝かせて外来者を欺き...
もの‐がくし【物隠し】
《「ものかくし」とも》物事をつつみ隠すこと。「御—、なほあらじの御言葉などは」〈宇津保・楼上上〉
やろう‐ぼうし【野郎帽子】
江戸時代、野郎歌舞伎の女形の役者が、前髪をそったあとを隠すために置き手拭(てぬぐ)いをしたのが変化し、帽子のようになったもの。多く紫縮緬(ちりめん)などで作った。
ゆみ‐かくし【弓隠し】
戦陣で、射手の姿を隠すために設けるむしろ張り。
ロフト‐アティック
《(和)loft+attic》屋根の軒先を隠すための壁でつくられた中二階。一般的には、最上階の屋根裏部屋。 [補説]英語では単にloftまたはatticという。