跡(あと)を絶(た)・ゆ
1 世間をのがれる。姿を隠す。「深き山に—・えたる人だにも」〈源・澪標〉 2 人の行き来や便りがとだえる。「雪深みみ山の道は晴れずともなほふみかよへあとたえずして」〈源・薄雲〉
あみがさ‐ぢゃや【編み笠茶屋】
近世、遊郭に入る客に、顔を隠すための編み笠を貸した茶屋。京都島原の丹波口や江戸吉原の大門外にあった。「入り口の茶屋に二歩(ぶ)、泥町の—に一歩(ぶ)」〈浮・諸艶大鑑・二〉
あらそえ◦ない【争えない】
[連語]《「あらそう」の可能動詞「あらそえる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》ある事実がはっきり現れていて、隠すことも否定することもできない。あらそわれない。「年は—◦ない」「血筋は—◦ない」
アルファ‐ち【アルファ値/α値】
《alpha value》コンピューターによる画像処理で、ある点に付与される透過度についての情報。無色透明から、背景を完全に隠す不透明までを段階的に定義でき、複数の画像を合成する際に用いられる。...
あんたがた‐どこさ【あんた方何処さ】
東京地方で歌われた手鞠歌(てまりうた)の一節。「肥後さ。肥後どこさ。熊本さ…」と続き、「それを木(こ)の葉でちょいとかぶせ」でまりを着物の袖やスカートの下に覆い隠す。
埋める
1〔覆い隠す〕cover (up);〔地中などに埋める〕bury棺ひつぎを花で埋めたWe covered the casket with flowers.この土地に骨を埋めるつもりだI mean...
掩蔽
1〔覆い隠す〕掩蔽する cover (up); screen2〔天文学〕occultation
煙幕
I〔視界を遮る煙の幕〕a smoke screen敵軍はさかんに煙幕を張ったThe enemy troops threw up an extensive smoke screen.II〔真意を隠...
覆う
I1〔上にかぶせる〕cover雪が地面を覆ったSnow covered the ground.ベールで顔を被うveil one's face/cover one's face with a ve...
驕り
arroganceおごりを顔に表す[隠す]display [conceal] one's arrogance
かくす【隠す】
[共通する意味] ★人目につかないようにする。[英] to hide; to conceal[使い方]〔隠す〕(サ五)▽事件のあと、彼は姿を隠してしまった▽へそくりを本の間に隠す▽悲しみを隠す▽...
さえぎる【遮る】
[共通する意味] ★人目につかないようにする。[英] to hide; to conceal[使い方]〔隠す〕(サ五)▽事件のあと、彼は姿を隠してしまった▽へそくりを本の間に隠す▽悲しみを隠す▽...
いんぺい【隠蔽】
[共通する意味] ★人に知られないように隠すこと。[英] to conceal[使い方]〔隠匿〕スル▽他人の信書を隠匿した▽隠匿物資〔秘匿〕スル▽秘匿していた名画を公開する〔隠蔽〕スル▽事実を隠...
いんとく【隠匿】
[共通する意味] ★人に知られないように隠すこと。[英] to conceal[使い方]〔隠匿〕スル▽他人の信書を隠匿した▽隠匿物資〔秘匿〕スル▽秘匿していた名画を公開する〔隠蔽〕スル▽事実を隠...
ひとく【秘匿】
[共通する意味] ★人に知られないように隠すこと。[英] to conceal[使い方]〔隠匿〕スル▽他人の信書を隠匿した▽隠匿物資〔秘匿〕スル▽秘匿していた名画を公開する〔隠蔽〕スル▽事実を隠...
こうちゅうのしおう【口中雌黄】
一度口にしたことば、発表した文章の表現などに誤りや不適切なところがあれば、すぐに訂正することのたとえ。転じて、口からでまかせを言って、真相をおおい隠すこと。
ちんぎょらくがん【沈魚落雁】
魚や雁がんも恥じらって、身を隠すほどの美人。▽もともとは『荘子そうじ』斉物論せいぶつろんに見える逸話で、人間の基準での美人を見ても魚や鳥は逃げるだけだという、価値の相対性を表した語。「落雁沈魚らくがんちんぎょ」ともいう。
てんりじんよく【天理人欲】
天地自然の条理と人の欲望。人間の心の中に本性として存在する天の道理と、心が外からの影響を受けて生じる感情や欲望。▽「天理」は人為ではない万物の正しい道理。万物の調和を保つ条理。また、人間も含めて万物の本性。「人欲」は、心が外界に触発されて生じる動き。人の本性を覆い隠すもの。
めんりほうしん【綿裏包針】
表面は柔和で穏やかに見えるが、内心はひそかに悪意をもっていることのたとえ。綿の中に針を包み隠している意から。▽「裏」は内側・中の意。「包針」は針を包み隠す意。「針」は言動の中にある、人の心を傷つける気持ち。害意。「綿裏めんりに針はりを包つつむ」と訓読する。
わこうどうじん【和光同塵】
自分の才能や徳を隠して、世俗の中に交じってつつしみ深く、目立たないように暮らすこと。▽「和光」は才知の光を和らげ、隠すこと。「塵」はちりのこと。転じて、俗世間。「同塵」は俗世間に交じわる、合わせること。また、仏教では、仏や菩薩ぼさつが仏教の教化を受け入れることのできない人を救うために、本来の姿を隠し変えて、人間界に現れることをいう。