こころ‐あ・り【心有り】
[連語] 1 思いやりがある。「三輪山をしかも隠すか雲だにも—・らなも隠さふべしや」〈万・一八〉 2 思慮分別がある。道理をわきまえている。「汝は鳥の王なり。我は獣の王なり。互ひに—・るべし」〈...
心(こころ)に鬼(おに)を作(つく)・る
1 恐怖のあまり無用な想像をする。「—・りて、左右なく近づかず」〈古活字本保元・下〉 2 やましいことがあって悩む。「隠れみのうき名を隠すかたもなし—・る身なれど」〈新撰六帖・五〉
こ‐だて【木盾/小盾】
盾の代用。仮の盾。また、間に合わせにかばい隠すもの。「衝(つ)と飛退いて椅子を—に」〈二葉亭・其面影〉
コンシーラー【concealer】
化粧品で、主に狭い範囲に使うファンデーションの一種。にきび・目の下の隈(くま)などの上から塗って隠すのに用いる。
ごまかし
だまして人目を欺くこと。でまかせを言って真実を隠すこと。「彼には—がきかない」 [補説]「誤魔化し」「胡麻化し」などと当てて書く。
さいしょうか‐ボタン【最小化ボタン】
《minimize button》コンピューターで、開いたウインドーをディスプレー画面上から一時的に隠すボタン。タスクバーなどにアイコンやボタンの形で収める。
さし‐おうぎ【差し扇】
1 扇をかざして顔を隠すこと。また、その扇。「この上は—をのけられ候へ」〈謡・藤栄〉 2 儀式などの際、女官がかざして顔を隠す檜扇(ひおうぎ)。 3 能の舞の型の一。左・右と二歩後退しながら扇を...
さし‐かく・す【差し隠す】
[動サ四]扇や袖などをかざして顔を隠す。「扇を—・し給へる傍ら目、いとをかしげなり」〈源・蛍〉
さし‐ぎちょう【差し几帳】
昔、貴婦人が外出する際、顔を隠すために左右の従者に几帳をささげて歩かせたこと。また、その几帳。歩障(ほしょう)。
さし‐は【翳】
《「さしば」とも》鳥の羽や絹を張ったうちわ形のものに長い柄をつけた道具。貴人の外出時や、天皇が即位・朝賀などで高御座(たかみくら)に出るとき、従者が差し出して顔を隠すのに用いた。