ぞう【雑】
1 和歌で歌題の分類の一。四季・恋などの部に属さないもの。歌集では雑歌(ぞうか)、またはそれを集めた部をいう。 2 連歌・俳諧で、無季の付句。
ぞう【雑】
⇒ざつ
ぞう‐え【雑穢】
病・死・出産・月経などのけがれ。「—を掃除し」〈盛衰記・二八〉
ぞう‐えん【雑縁】
仏語。仏道の修行や往生を妨げる種々の縁。邪見・誘惑・煩悩(ぼんのう)など。
ざっ‐か【雑歌】
⇒ぞうか(雑歌)
ぞう‐か【雑歌】
歌集の部立ての一。万葉集では相聞(そうもん)・挽歌(ばんか)に属さないすべての歌をいう。古今集以後では、四季・賀・離別・羇旅(きりょ)・恋などに分類されない歌をいう。ぞうのうた。ぞう。ざっか。
ぞう‐き【雑木】
雑多な木。また、用材にはならない木。炭や薪などにする。ざつぼく。ぞうぼく。
ぞうき‐ばやし【雑木林】
さまざまの木が入りまじって生えている林。
ぞう‐きん【雑巾】
汚れをふき取るための布。
ぞうきん‐がけ【雑巾掛(け)】
[名](スル) 1 雑巾でふき掃除をすること。「廊下を—する」 2 (比喩的に)下積みの苦しい作業・経験。