あら・ける【散ける/粗ける】
[動カ下一][文]あら・く[カ下二] 1 間を離す。ちらばらせる。特に、火や灰などをかき広げる。「ぷすぷすけぶる雑木を大火箸で—・け」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 道や場所をあける。〈日葡〉 ...
いき‐わかれ【生(き)別れ】
肉親などが生きたままで離れ離れになること。生別(せいべつ)。⇔死に別れ。
いき‐わか・れる【生(き)別れる】
[動ラ下一][文]いきわか・る[ラ下二]肉親などが生きたままで離れ離れになる。「小さいときに—・れた兄」
おう‐へん【往返/往反】
[名](スル)行って帰ってくること。往復。おうはん。「兄と離れ離れに田畑へ—しようとはしなかった」〈鴎外・安井夫人〉
きぬ‐ぎぬ【衣衣/後朝】
1 衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別れるときそれぞれ身につける、その衣。「しののめのほがらほがらと明けゆけばおのが—なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉 2 男女が共寝をして過ごした翌朝。また、...
しゅく‐ち【縮地】
《「神仙伝」壺公の故事から》仙術によって土地を縮めて距離を短くすること。「—の術までもなく、宏麗の家、離れ離れに四ツ聳えしは」〈露伴・露団々〉
スプリット【split】
1 分裂すること。 2 ボウリングで、第1投目でピンが離れ離れに残ること。 3 ⇒スプリットフィンガードファーストボール
そむき‐そむき【背き背き】
[形動ナリ]互いに心がしっくりしないさま。離れ離れ。「かたみにこそは頼みをかけて、後見思ひきこえめと、思ひわたるに、—にさし隔てて」〈夜の寝覚・二〉
ちらば・る【散らばる】
[動ラ五(四)] 1 まとまっていたもの、1か所にあったものが、あちこちに離れ離れになって広がる。散在する。「全国に—・る卒業生」 2 雑然と散り乱れる。散乱する。「部屋じゅうに紙くずが—・っている」
ぬか‐きび【糠黍】
イネ科の一年草。道端などに生え、高さ約1メートル。全体に柔らかく、毛はない。秋、暗紫色の穂が離れ離れにつく。