り‐きょう【離郷】
[名](スル)郷里を離れること。「—して三年たつ」
り‐く【離垢】
仏語。けがれを離れること。煩悩(ぼんのう)を離脱すること。
り‐く【離苦】
仏語。心身の苦しみを離れること。
り‐ぐん【離群】
群から離れること。仲間はずれになること。
り‐けん【離見】
「離見の見」に同じ。「見所(けんじょ)より見る所の風姿は、我が—なり」〈花鏡〉
離見(りけん)の見(けん)
世阿弥の能楽論で、演者が、自分をはなれ観客の立場で自分の姿を見ること。自分の演技について客観的な視点をもつことをいう。離見。
り‐こん【離婚】
[名](スル)夫婦が生存中に法律上の婚姻関係を解消すること。日本では、協議離婚・調停離婚・審判離婚・裁判離婚の四種がある。 [補説]書名別項。→離婚
りこん【離婚】
色川武大の短編小説。昭和53年(1978)発表。同年、第79回直木賞受賞。
りこん‐げんいん【離婚原因】
裁判上の離婚の訴えを提起することのできる一定の事由。→裁判離婚
りこんご‐さんびゃくにちもんだい【離婚後三百日問題】
民法の規定により、離婚後300日以内に生まれた子は、たとえ前夫ではない男性の子であっても、戸籍上は前夫の子となることから生じる諸問題。母親が出生届を出さず、子供が無戸籍となることなど。