なにわ‐ぶし【浪花節/難波節】
語り物の一種。江戸末期、説経節・祭文などの影響を受けて大坂で成立。初めはちょんがれ節・うかれ節などともよばれた。三味線の伴奏で独演し、題材は軍談・講釈・物語など、義理人情をテーマとしたものが多い...
なにわみやげ【難波土産】
浄瑠璃注釈書。5巻。三木貞成著。元文3年(1738)刊。義太夫節9曲に注釈・批評を加えたもの。穂積以貫の筆とされる近松門左衛門の聞き書き「虚実皮膜論(きょじつひにくろん)」を収める。
なにわ‐やき【難波焼】
大坂高津近辺から産した陶器。延宝年間(1673〜1681)ごろの開窯で、日用雑器・茶器などを焼いた。高津焼。なんばやき。
なん【難】
1 災い。災難。「あやうく—を逃れる」 2 むずかしいこと。むずかしさ。困難。「—を避け、易(やす)きに就く」 3 欠点。「少々—のある品」「強いて—をいえばやや甘さが足りない」 4 非難すべき...
なん【難】
[音]ナン(呉) [訓]かたい むずかしい むつかしい にくい [学習漢字]6年 1 事態がうまくいかない。容易でない。むずかしい。「難易・難解・難局・難渋・難所・難色・難題・難病・難問/困難・...
なん‐い【難易】
むずかしいこととたやすいこと。困難と容易。「仕事の—は問わない」
なんい‐ど【難易度】
難易の程度。難しいか、たやすいかの度合い。「入試の—」「—を示す数字」
なん‐か【難化】
[名](スル)むずかしさを増すこと。「入学試験が年々—する」
なん‐かい【難解】
[名・形動]わかりにくいこと。むずかしいこと。また、そのさま。「—な書物」
なん‐かん【難艱】
《「なんがん」とも》苦しい目にあうこと。また、苦しい思いをすること。苦しみ。艱難。「始めは知らずと言ひけれども、—のあまりにありのままに申しける」〈平治・上〉