もうき‐の‐ふぼく【盲亀の浮木】
《大海中に住み百年に一度水面に出てくる目の見えない亀が、ようやく浮木に遇(あ)いその穴に入るという「涅槃経」などにある話から》めったに会えないこと。また、仏法に出会うことが困難であることのたとえ。
もうし‐ひらき【申(し)開き】
非難を受けたり疑惑をまねいたりした事柄について、そうせざるをえなかった理由や身の潔白を述べること。弁明。釈明。言い開き。「—をする」「—が立たない」
もうし‐ぶん【申(し)分】
1 不満に思う点。非難すべき点。欠点。「—のない成果」 2 物事を申し立てること。また、その内容。「妙な—ですが」
もう‐じん【蒙塵】
《「春秋左伝」僖公二十四年から。天子が行幸するときは道を清めてから行くが、変事の際はその余裕がなく、頭から塵(ちり)をかぶる意》天子が、変事のために難を避けて、都から逃げ出すこと。みやこおち。
もう‐む【蒙霧/朦霧】
立ちこめる霧。転じて、心の晴れないこと。「—晴れ難し」〈本朝文粋・四〉
もう‐ろう【盲聾】
視覚と聴覚の両方に障害のあること。また、その人。見え方・聞こえ方の状態によって、全盲ろう(まったく見えず聞こえない)、全盲難聴(まったく見えず聞こえにくい)、弱視ろう(見えにくくまったく聞こえな...
もくざい‐ふきゅうきん【木材腐朽菌】
木材に含まれるリグニンやセルロースなどの難分解性の成分を腐朽し、栄養源とする菌類の総称。リグニンを分解する白色腐朽菌、セルロースまたはヘミセルロースを分解する褐色腐朽菌、および含水率が高い木材を...
もく‐とう【黙祷】
[名](スル)無言のまま心の中で祈ること。「—をささげる」「遭難者の霊に—する」
も‐こう【模傚】
まねること。手本にすること。模倣(もほう)。「徹頭徹尾の—を示すのも同様に困難である」〈漱石・吾輩は猫である〉
もだ・す【黙す】
[動サ五(四)] 1 口をつぐむ。だまる。「—・して語らず」 2 そのままにしてかまわないでおく。無視する。「主命—・し難く、詮方(しかた)なしに彼方へ引返した」〈小杉天外・はやり唄〉 [補説]...