あま‐ぐるま【雨車】
芝居で雨の音を出すのに用いる道具。紙などを張った中空の箱車の中に、小豆(あずき)や砂利を入れて回転させる。
あま‐け【雨気】
雨の降りそうな気配。雨模様。雨景色。
あま‐げしき【雨景色】
1 雨の降っている風景。 2 雨の降りそうな気配。雨模様。
あま‐ごい【雨乞い】
日照りが続いたとき、雨が降るように神仏に祈ること。《季 夏》「—も甲斐なき月の小村かな/句仏」
あまごい‐うた【雨乞い歌/雨乞い唄】
雨乞いのときにうたう歌。民謡として各地に伝わる。
あまごい‐おどり【雨乞い踊(り)】
雨乞いのために神仏に奉納する踊り。鉦(かね)・太鼓を打ち鳴らして踊る。
あまごい‐こまち【雨乞い小町】
小野小町が勅命で雨乞いの和歌を詠み、その功徳で雨が降ったという伝説。長唄・浄瑠璃・歌舞伎などの題材になっている。
あま‐ごもり【雨隠り/雨籠もり】
[枕]雨に降られて隠(こも)る笠の意から、「三笠(みかさ)」にかかる。「—三笠の山を高みかも」〈万・九八〇〉
あま‐ごろも【雨衣】
[名]「あまぎぬ」に同じ。 [枕]「田蓑(たみの)」にかかる。「—たみのの島に鶴(たづ)鳴きわたる」〈古今・雑上〉
あま‐ゴート【雨ゴート】
雨天のときに着る和服用のコート。