ひじがさ‐あめ【肘笠雨】
にわか雨。ひじあめ。ひじかさ。「—とか降りきて」〈源・須磨〉
ひそ‐やか【密やか】
[形動][文][ナリ] 1 ひっそりとしているさま。もの静かなさま。「—に夜の雨が降る」 2 人に知られないようにそっと行うさま。「—な楽しみ」「—に泣く」 3 物の乏しいさま。「—な身代(しん...
ひっ‐けい【必携】
1 必ず持っていなければならないこと。また、そのもの。「雨具を—のこと」 2 便利な案内書。手引書。ハンドブック。「職員—」
ひ・つ【漬つ/沾つ】
《江戸中期からは「ひづ」とも》 [動タ四]ぬれる。ひたる。「嘆きつつますらをのこの恋ふれこそ我が結ふ髪の—・ちてぬれけれ」〈万・一一八〉
[動タ上二]
に同じ。「袖—・つる時をだにこそなげき...
ひつじ‐ぐさ【未草】
スイレン科の水生の多年草。池沼に生える。葉は楕円形で基部が深く切れ込み、水面に浮かぶ。夏、水上に白い花を開く。名は未の刻(午後2時)に咲くといわれたことによるが、普通は午前中に開花する。睡蓮(す...
ひ‐でり【日照り/旱】
1 日が照りつけること。特に、真夏に晴天が続き雨が降らないこと。《季 夏》「天広く湖(うみ)青々と—かな/東洋城」 2 あるべきもの、あって欲しいものなどが不足すること。「女—」
ひでり‐あめ【日照り雨】
日が照っているのに雨が降ること。また、その雨。天気雨。そばえ。狐(きつね)の嫁入り。
ひと‐あめ【一雨】
1 ひとしきり降る雨。ひとしめり。「—欲しいところだ」 2 雨が一度降ること。「—ごとに春めく」
一雨(ひとあめ)ありそう
1 雨が降りだす気配がある。 2 何か騒動が起こる予感がする。「—な部屋の空気」
ひと‐しぼり【一絞り】
1 ひとしきり雨が降ること。「—雨は過ぎぬる庭の面に散りて移ろふ萩が花ずり」〈風雅・秋上〉 2 絞らなければならないほど着物がぬれること。ずぶぬれになること。「是はいかな事—になった。耳へも水が...