う‐ちゅう【雨注】
[名](スル)矢・弾丸などが、雨の降るように盛んに飛んでくること。また、盛んに浴びせること。「弾丸—の際に成就仕り候ものにて」〈染崎延房・近世紀聞〉
うっとう‐し・い【鬱陶しい】
[形][文]うったう・し[シク] 1 心がふさいで晴れ晴れしない。気分が重苦しい。「難題をかかえて—・い気分だ」「—・い梅雨空」 2 邪魔になってうるさい。煩わしい。「髪の毛がのびて—・い」 [...
うつお‐ばしら【空柱】
屋上の雨水を受ける、箱形の縦樋(たてどい)。特に、清涼殿の殿上の間(ま)の東南端にある雨落(あまお)ちの柱をさす。箱樋(はこどい)。
うつつ‐な・し【現無し】
[形ク] 1 何かに気を取られて、ぼんやりしているさま。正体もない。「この心をも得ざらん人は、物狂ひともいへ、—・し情なしとも思へ」〈徒然・一一二〉 2 思慮分別のないさま。たわいない。「心ばへ...
うつりょう‐とう【鬱陵島】
朝鮮半島の東方、日本海にある火山島。大韓民国領。多雨地帯で、森林に覆われている。ウルルンド。ウルルン島。
うつろ・う【移ろう】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「うつ(移)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の音変化》 1 位置や住居を変える。移動する。「木の間を—・う月の光」 2 心変わりする。変心する。「...
うつわ‐もの【器物】
1 「器(うつわ)1」に同じ。「—をもちてその漏る雨を受けて」〈記・下〉 2 「器(うつわ)2」に同じ。「興ある道にもすぐれ、公の—にもととのひ給へる殿にこそあれ」〈宇津保・祭の使〉
う‐てき【雨滴】
雨のしずく。あまだれ。
う‐てん【雨天】
雨の降る天気。また、雨の降る日。雨降り。
うてん‐けっこう【雨天決行】
《「決行」は思い切って実行する意》屋外で催される行事を、雨が降っていても予定どおり執り行うこと。「マラソン大会は—とする」