ゆき‐おれ【雪折れ】
積もった雪の重みで木の幹や枝、竹などが折れること。また、そのもの。《季 冬》「—や雪を湯に焚く釜の下/蕪村」
ゆき‐おろし【雪下ろし】
1 屋根の上に積もった雪をかき落とすこと。《季 冬》「—屋根をゆるがすことのあり/年尾」 2 雪とともに山から吹きおろしてくる風。《季 冬》「暁やほだ焼(た)きそへる—/暁台」 3 歌舞伎下座音...
ゆき‐おんな【雪女】
雪国の伝説で、雪の降る夜、白い衣を着た女の姿で現れるという雪の精。雪娘。雪女郎。《季 冬》「三日月の櫛や忘れし—/紅緑」 [補説]書名別項。→雪女
ゆきおんな【雪女】
小泉八雲の短編小説。武蔵(むさし)国に伝わる雪女の言い伝えをもとにしている。「怪談」に収録。
和田芳恵の短編小説。昭和52年(1977)「文学界」誌2月号に掲載。著者は同年10月に病死したが...
ゆき‐かき【雪掻き】
積もった雪をかいてのけること。また、そのための道具。除雪。《季 冬》
ゆきかき‐しゃ【雪掻き車】
「除雪車」に同じ。
ゆき‐かご【雪籠】
劇場で、細かく切った紙片を入れて舞台天井につるす竹籠。綱で揺り動かして紙片を落とし、降雪に見せる。
ゆき‐かぜ【雪風】
雪と風。また、雪まじりの風。《季 冬》
ゆきかぜはしずまず【雪風ハ沈マズ】
豊田穣による戦記文学作品。副題「強運駆逐艦栄光の生涯」。太平洋戦争中に活躍し、不沈艦とたたえられた駆逐艦「雪風」の軌跡を追う。昭和58年(1983)刊行。
ゆき‐がき【雪垣】
「雪囲(ゆきがこ)い1」に同じ。