夕(ゆう)さ・る
《「さる」は時がやって来る意》夕方になる。夕べになる。「—・ればみ山を去らぬ布雲(にのぐも)のあぜか絶えむと言ひし児(こ)ろはも」〈万・三五一三〉
ゆう‐ぜん【油然】
[ト・タル][文][形動タリ]盛んにわき起こるさま。また、心に浮かぶさま。「—と雲がわきたつ」「—として詩情がわく」
ゆう‐だち【夕立】
1 夏の午後に降る激しいにわか雨。雷を伴うことが多い。白雨(はくう)。《季 夏》「—や草葉を掴(つか)むむら雀/蕪村」 2 夕方になって、風・雲・波などの起こり立つこと。「—の風にわかれて行く雲...
ゆうだち‐ぐも【夕立雲】
夕立の降るときに出る雲。積乱雲。
ゆう‐だ・つ【夕立つ】
[動タ四] 1 夕方、風・雲・波などが起こり立つ。「かきくもり—・つ波の荒ければうきたる舟ぞしづ心なき」〈新古今・羇旅〉 2 夕立が降る。「朝露に濡れにし袖を乾(ほ)すほどにやがて—・つわが袂か...
ゆうどう‐うんどう【誘導運動】
心理学で、運動知覚の一。月夜の空に流れる雲を見ていると、雲が止まって月が雲の動きと逆方向に動いて見える現象、また、止まっている電車に乗っているとき、隣りの電車が動くと自分のほうが動いたと感じる現...
ゆうどう‐らい【誘導雷】
雷撃の種類の一つ。落雷や雲間放電によって雷雲底部の負電荷が中和されることにより、地上に帯電していた正電荷が地面に向かって放電する。
ゆうどう‐らいサージ【誘導雷サージ】
落雷が電力線や通信ケーブルなどに誘導電流を発生することによって起こる雷サージ。落雷による電磁誘導雷サージと雷雲の接近にともなう静電誘導雷サージの二種類に分類される。しばしば電子機器の破損の原因となる。
ゆうやけ‐ぐも【夕焼け雲】
夕焼けに赤く染まった雲。
ゆう‐よう【悠揚】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとしてこせこせしないさま。落ち着いているさま。「—たる物腰」「—迫らぬ態度で対する」 [名]ゆるやかにあがること。また、はるか遠くまで届くこと。「梵音雲...