でんどう‐でんし【伝導電子】
金属や半導体中で、電位差によって移動し、電気を伝導する自由電子。
ドルン‐こうか【ドルン効果】
荷電した微粒子が液体中を移動することで電位差が生じる現象。これによって液体中に生じる電位差は泳動電位とよばれる。
ねつじき‐こうか【熱磁気効果】
金属や半導体に温度勾配があって熱流があるとき、外部から磁場をかけると電位差や温度差が生じる現象。熱流磁気効果。
ネルンスト‐こうか【ネルンスト効果】
温度勾配により熱の流れている導体または半導体に垂直な磁界をかけると、熱流と磁界の両方に垂直な方向に電位差が現れる現象。1886年に、ドイツのネルンストとエッティングスハウゼンが発見。ネルンストエ...
ひょうじゅん‐ていこうき【標準抵抗器】
電気抵抗の測定の標準として用いる抵抗器。一般的に、電気抵抗値の温度依存性が極めて小さいマンガニン線が使われ、電圧端子、電流端子をそれぞれ1対もつ。電圧端子間は定義抵抗値として決められた値をもち、...
ふへいこう‐しんごう【不平衡信号】
《unbalanced signal》アース(接地)との電位差で表される信号。信号の伝送が1本のケーブルですむため効率がよいが、外部からのノイズに弱く長距離・高速通信には向かない。→平衡信号
ベクレル‐こうか【ベクレル効果】
電解質溶液中に2個の電極を設置し、その一方に光を照射すると電極間に電位差が発生する現象。1839年、フランスのアレクサンドル=エドモン=ベクレルが発見。
ペーハー‐けい【ペーハー計】
ペーハー(水素イオン指数)を測定するための機器。電極電位差を用いる。pH計。pHメーター。ペーハーメーター。
ほはば‐でんあつ【歩幅電圧】
落雷時にアースへ大電流が流れた時、アース近傍にいる人間や家畜の歩幅程度で生じる大きな電位差。
ホール‐こうか【ホール効果】
《Hall effect》電流の流れている細長い金属板に垂直に磁界をかけると、電流と磁界の両方に垂直な方向に電位差が現れる現象。1879年に米国の物理学者ホールが発見した。