たま‐まつり【霊祭(り)/魂祭(り)】
陰暦7月の盆を中心にして、祖霊を迎えて祭りをすること。精霊(しょうりょう)祭り。盂蘭盆会(うらぼんえ)。《季 秋》「夜かよふ蝶あはれなり—/闌更」
たま‐むかえ【霊迎え/魂迎え】
「精霊(しょうりょう)迎え」に同じ。《季 秋》「はまなすの数朱くれなゐ—/林火」⇔霊送り。
たま‐や【霊屋】
1 死者の霊魂を祭ってある堂。 2 葬送の前に一時遺骸を安置する所。 3 墓の上にのせる小さい屋形。上屋(うわや)。雨覆(あまおお)い。野屋(のや)。
ち【霊】
[語素]自然の事物などの名詞の下に付いて、それが神秘的な力をもつ意を表す。「いかず—(雷)」「おろ—(大蛇)」「みず—(水霊)」
み【神/霊】
霊。神霊。「山つみ」「わたつみ」など、複合語として用いられる。
りょう【令/霊】
〈令〉⇒れい 〈霊〉⇒れい
りょう【霊】
たたりをなす生き霊や死霊。怨霊(おんりょう)。「このごろかくわづらふを、もの問はせつれば、女の—となむ言ひつる」〈宇津保・あて宮〉
りょういき【霊異記】
「日本霊異記」の略。
りょう‐ぐ【霊供】
死者の霊に供える食物。また、霊前への供物。
りょう‐げ【霊気】
もののけ。つきもの。「—などいひて、物参らずなむありつるを」〈宇津保・国譲中〉