せいけい‐ろう【霽景楼】
平安京大内裏の豊楽院(ぶらくいん)正殿の西にあった楼。東の栖霞(せいか)楼に対する。西楼。
せいりょう‐じ【清涼寺】
京都市右京区にある浄土宗の寺。山号は五台山。源融(みなもとのとおる)の山荘に始まる棲霞寺(せいかじ)内の釈迦(しゃか)堂に、奝然(ちょうねん)が宋から持ち帰った釈迦像を安置して弟子の盛算が一寺と...
せんとう‐こう【銭塘江】
中国浙江(せっこう)省を流れる川。仙霞嶺山脈に発し、杭州湾に注ぐ。河口では海嘯(かいしょう)を生じ壮観を呈する。長さ494キロ。浙江。チエンタンチアン。
そびき‐もの【聳き物】
連歌・俳諧で、天象のうち、雲・霞(かすみ)・霧・煙などをいう語。連歌では3句隔てるものとする。
そ‐むき【背き】
1 うしろの方。背面。「なきすみのふなせを過ぎて今みれば—に霞む淡路島山」〈夫木・二三〉 2 出家すること。遁世(とんせい)。「多うは思ひなり給ひにし、御世の—なれば」〈源・鈴虫〉
ただ【直】
[名・形動ナリ] 1 曲がっていないこと。また、そのさま。まっすぐ。「春霞井の上(へ)ゆ—に道はあれど」〈万・一二五六〉 2 隔てるもののないこと。また、そのさま。直接。じか。「—に逢(あ)は...
たち‐かく・す【立ち隠す】
[動サ四]霞や霧などが立ちこめて、さえぎり隠す。「山桜わが見にくれば春霞峰にも尾にも—・しつつ」〈古今・春上〉
たち‐まよ・う【立(ち)迷う】
[動ワ五(ハ四)]霞・霧・煙などが立ち去らずに辺りに漂う。また、匂いなどが立ちこめる。「駈け去った車の後に、えも云われず—・った化粧の匂い」〈荷風・すみだ川〉
たな‐び・く【棚引く】
[動カ五(四)] 1 雲や霧また煙が横に長くただよう。「煙が—・く」「霞が—・く」 2 長く集め連ねる。「数千騎の軍兵を—・いて都へ入り給ふ由」〈平家・三〉 [補説]「たな」は接頭語。また、「な...
たまがき‐の‐うちつくに【玉垣の内つ国】
日本国の美称。「玉垣の内つ御国の朝霞光へだてぬ春は来にけり」〈夫木・一〉