ながめ‐わ・ぶ【眺め侘ぶ】
[動バ上二]物思いに沈んで、やるせなく思う。「例は暮らしがたくのみ霞める山際を—・び給ふに」〈源・浮舟〉
なき‐とよ・む【泣き響む/鳴き響む】
《「なきどよむ」とも》 [動マ四] 1 (泣き響む)人があたりにひびくように大声で泣く。泣き叫ぶ。「上下ゆすり満ちて—・むに」〈源・若菜上〉 2 (鳴き響む)鳥・動物などが、あたりにひびきわた...
なつかし・い【懐かしい】
[形][文]なつか・し[シク]《動詞「なつ(懐)く」の形容詞化》 1 心がひかれて離れがたい。 ㋐魅力的である。すぐそばに身を置きたい。「三蔵は少し葉蔭になっている他の(牡丹ノ)一輪を—・く見る...
なに【何】
[代]不定称の指示代名詞。はっきりしない事物について問う語。また、事物・人などをぼかしてさす語。「おやつには—をあげようか」「おい、例の—を持ってきてくれ」「—は来ねえか。蜂の野郎は」〈滑・浮...
なみ‐た・つ【並み立つ】
[動タ四]並んで立つ。並び立つ。「—・てる松のしづ枝をくもでにて霞渡れる天の橋立」〈詞花・雑上〉
なめがた【行方】
茨城県南東部、霞ヶ浦と北浦に挟まれた地域にある市。低地を利用した稲作のほか、チンゲンサイの栽培が盛ん。平成17年(2005)9月に麻生町・北浦町・玉造町が合併して成立。人口3.8万(2010)。
にほんまつ【二本松】
福島県中北部の市。もと丹羽氏の城下町、奥州街道の宿駅。城跡は霞ヶ城とよばれる。家具製造・酒造・繊維工業などが盛んで、10月には提灯祭が行われる。平成17年(2005)12月、安達町・岩代町・東和...
にほんまつ‐じょう【二本松城】
福島県中北部、二本松市にある城。応永21年(1414)畠山満泰により築城。江戸時代前期、白河から移封された陸奥(むつ)二本松藩主丹羽光重により整備された。小堀遠州作の名園が残る。城趾は県立公園と...
ネフェリン【nepheline】
⇒霞石(かすみいし)
のど‐のど
[副]きわめてのどかなさま。ゆったり。「—と霞みわたるに」〈更級〉