こころ‐うつく・し【心美し】
[形シク] 1 心根がかわいらしい。いとしい。「いと若やかに—・しう、らうたき心」〈源・夕霧〉 2 同情心がある。心温かい。「左衛門督の、いと—・しうおぼしのたまひつるも」〈夜の寝覚・二〉
こごり【凝り】
1 凍って固まること。こごること。また、そのもの。「霧が巨きな—になって太陽面を流れている」〈賢治・圃道〉 2 煮魚のゼラチン質が煮汁とともに冷えてゼリー状に固まったもの。煮こごり。
こさ【胡沙】
《息の意のアイヌ語から。「胡沙」は当て字》蝦夷(えぞ)の人の吐く息。また、その息によって起こるという霧。「—吹かば曇りもぞするみちのくの蝦夷には見せじ秋の夜の月」〈夫木・一三〉
こと‐がま・し【言囂し】
[形シク]言葉が多い。口やかましい。うるさい。「さがなく—・しきも、しばしは、なまむつかしう」〈源・夕霧〉
こと‐の‐ほか【殊の外】
[副] 1 予想と、かなり違っているさま。思いのほか。案外。意外。「—よい記録が出た」 2 程度が際立っているさま。格別。とりわけ。「今年は—寒い」 [形動ナリ]に同じ。「—なる御もてなし...
こぬか‐あめ【小糠雨】
雨滴が霧のように細かい雨。ぬか雨。
このした‐やみ【木の下闇】
木が茂って、その下が暗いこと。また、その所。こしたやみ。《季 夏》「霧雨に—の紙帳かな/嵐雪」
こばやし【小林】
宮崎県南西部の市。霧島山北東麓にあり、畑作や牧畜が行われる。平成18年(2006)に須木村と、平成22年(2010)に野尻町と合併。人口4.8万(2010)。
こま‐やか【細やか/濃やか】
[形動][文][ナリ] 1 一まとまりになっているものの一つ一つの要素が微小なさま。 ㋐霧などの密度の濃いさま。「夜は—な霧が市街を包む」〈宮本・伸子〉 ㋑色の濃いさま。「緑色—なシャンゼリゼの...
こ・める【込める/籠める】
[動マ下一][文]こ・む[マ下二] 1 ある物の中に、しっかり収め入れる。詰める。「弾を—・める」 2 その中に十分に含める。特に、ある感情や気持ちを注ぎ入れる。「力を—・める」「願いを—・める...