まつのみどり【松の緑】
長唄。杵屋六翁(4世六三郎)が、娘の改名披露の祝賀曲として作曲。天保11〜安政2年(1840〜1855)の成立。素踊りとしても用いられる。 うた沢。仮名垣魯文作詞、哥沢土佐太夫作曲。芝派だけ...
待(ま)てば海路(かいろ)の日和(ひより)あり
待っていれば、海の静かないい日和がやってくる。「待てば甘露の日和あり」の言い方を変えたもので、意味は同じ。
待(ま)てば甘露(かんろ)の日和(ひより)あり
待っていれば、甘露が降ってくるような日和もある。あせらずにじっくりと待っていれば、やがてよい機会がめぐってくる。
まとわ・る【纏わる】
[動ラ五(四)] 1 「まつわる2」に同じ。「犬ののそのそと近づき来て踵の臭い嗅ぎに—・るも」〈露伴・いさなとり〉 2 「まつわる1」に同じ。「五六尺ばかりなる蛇—・りて、口さしつけて臥し...
まど‐い【団居/円居】
[名](スル)《古くは「まとい」》 1 人々がまるく居並ぶこと。車座(くるまざ)になること。「心協(あ)う同志安らかに—して食う甘さ」〈露伴・風流仏〉 2 1か所に集まり会すること。特に親しい者...
ま‐どお【間遠】
[形動][文][ナリ] 1 間隔が、時間的または空間的に離れているさま。「いつしか行き来も—になった」「—に立っている七、八軒の家の前を」〈露伴・観画談〉 2 織り目や編み目、結び目が粗いさま。...
マニュアル‐さつえい【マニュアル撮影】
カメラの露出を手動で設定して撮影すること。自動露出調整機構(AE)を用いず、絞り・シャッタースピード・ISO感度などを個別に設定することを指す。マニュアルモード撮影。
まぼろしのでんえん【幻の田園】
三木露風の第6詩集。大正4年(1915)刊行。大正2年(1913)の秋から、約2年間の作品55編を収録。
ま‐み【魔魅】
人をたぶらかす魔物。また、邪悪な人のたとえ。「—とは人の虚言(そらごと)とのみ思い居しに」〈露伴・いさなとり〉
マルコナ‐てつざん【マルコナ鉄山】
《Mina de Marcona》ペルー南部の町サンファン‐デ‐マルコナにある鉄山。太平洋岸から約10キロメートル、標高約800メートルの海岸平地に位置する。南米太平洋岸で最大級の埋蔵量を誇る鉄...