てい‐だい【邸第】
やしき。邸宅。「—を賜い、宮人を賜われども」〈露伴・運命〉
てい‐ばん【底盤】
花崗岩(かこうがん)などの大規模な貫入岩体で、露出面積が100平方キロメートル以上にわたり、しかも地中深くに及んでいるもの。バソリス。
てい‐ふつ【鼎沸】
[名](スル)鼎(かなえ)の湯がわきかえるように、議論が盛んになること。また、大勢の人がやかましく騒ぎたてること。「山東諸州—し、官と賊と交々(こもごも)勝敗あり」〈露伴・運命〉
てい‐ろ【呈露】
[名](スル)表にあらわれること。また、あらわすこと。露呈。「人生の事相おのずから別種の面目を—し来る」〈樗牛・美的生活を論ず〉
て‐がえし【手返し】
1 餅搗(もちつ)きのとき、臼(うす)の中の餅を手でこね返すこと。また、その役。 2 古着を縫いなおすこと。「明日の—も大抵な事ではない」〈露伴・いさなとり〉 3 遊戯の一。相手が伏せて出す手の...
てき【狄】
古代中国で、匈奴(きょうど)など北方の異民族の呼称。北狄。
綱淵謙錠(つなぶちけんじょう)の長編時代小説。昭和47年(1972)から昭和48年(1973)にかけて「別冊文芸春秋」誌にて連載。...
てきせい‐ろこう【適正露光】
⇒適正露出
てきせい‐ろしゅつ【適正露出】
カメラのフィルムやイメージセンサーに対して、適切な光量を与えること。適正露光。
てきちゅうおうだんさんびゃくり【敵中横断三百里】
山中峯太郎による短編の児童文学作品集。昭和5年(1930)、雑誌「少年倶楽部」4月号から9月号に連載。作品集は昭和6年(1931)に刊行。日露戦争の経験者への取材などをもとに書かれた実録冒険小説。
てごと‐もの【手事物】
地歌や箏曲で、歌よりも手事1の部分を重視した曲。「残月」「西行桜」「笹の露」「八重衣」「岡康砧(おかやすぎぬた)」など。