ぽっくり‐びょう【ぽっくり病】
壮健な青年期の男性が、夜間に突然うめき声を発して急死する病気。心臓などに異常は認められず、原因は不明。
ポートノイのふまん【ポートノイの不満】
《Portnoy's Complaint》米国の作家、フィリップ=ロスの小説。1969年刊行。一人称の語りにより、ニューヨークに住むユダヤ人青年の、母親との屈折した関係などを描きベストセラーとなった。
まいひめ【舞姫】
森鴎外の小説。明治23年(1890)発表。ドイツに留学した官吏太田豊太郎と踊り子エリスとの悲恋を通し、明治の青年の近代的自我の目覚めとその苦悩を描く。 石橋忍月による文芸評論。明治23年(1...
マッチョ【macho】
[名・形動]《男らしいこと、男らしさの意》 1 筋骨たくましいさま。また、筋肉美を誇る男性。「—な青年」「—マン」 2 男性優位を誇示するさま。「—な思想」→マチスモ
まと【魔都】
久生十蘭の長編探偵小説。雑誌「新青年」に昭和12年(1937)10月号から昭和13年(1938)10月号まで連載。単行本は昭和23年(1948)刊行。
マドンナのごとく
藤堂志津子の中編小説。本名の熊谷政江名義で発表。30代のキャリアウーマンと二人の青年自衛官の恋愛を描く。昭和62年(1987)第21回北海道新聞文学賞を受賞。中編小説「青空」と併せ、昭和63年(...
まのやま【魔の山】
《原題、(ドイツ)Der Zauberberg》トマス=マンの長編小説。1924年刊。青年ハンス=カストルプが、スイスのサナトリウムで7年間の療養生活を送る間にさまざまな思想や性格の持ち主と出会...
マノン‐レスコー
《原題、(フランス)L'Histoire du chevalier des Grieux et de Manon Lescaut》プレボーの小説。1731年刊。「ある貴人の回想」の第7巻にあた...
まゆん‐がなし【真世がなし】
《沖縄方言で、豊作・幸運の神の意》沖縄県石垣島の川平(かびら)で、陰暦9月の節祭りに来訪する神。青年たちが覆面をし、蓑(みの)・笠(かさ)をつけてこの神に仮装し、家々を回る。
マルテのしゅき【マルテの手記】
《原題、(ドイツ)Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge》リルケの小説。1910年刊。デンマーク生まれの青年マルテのパリでの手記の形式をとり、生の...