あお‐すだれ【青簾】
1 青竹を細く割って編んだ新しいすだれ。《季 夏》「—髪にさはりて強からず/才磨」 2 牛車(ぎっしゃ)にかける、青糸で編んだすだれ。
あお‐ず【青酢】
ゆでた青菜をすって、酢・みりん・砂糖・塩などをまぜて裏ごしにした調味液。
あお‐ずみ【青墨】
1 藍蝋(あいろう)を墨の形に作ったもの。藍墨(あいずみ)。 2 青みを加えた墨。せいぼく。
あお‐ず・む【青ずむ】
[動マ五(四)]青みをおびる。青くなる。「—・んだ冬の空が」〈独歩・武蔵野〉
あお‐ずり【青摺り】
1 「藍摺(あいず)り1」に同じ。 2 「青摺りの衣(きぬ)」の略。
あおずり‐の‐きぬ【青摺りの衣】
1 物忌みのしるしとして、白地に山藍(やまあい)の葉などで模様を青く型摺りにした衣。 2 祭礼などに東(あずま)遊びの舞を奉仕する舞人の着用する装束。
あお‐せん【青線】
1 青い色の線。 2 「青線区域」の略。
あおせん‐くいき【青線区域】
営業許可なしに売春を行っていた飲食店街。特別地区として警察などの地図に青線で示されていた。昭和27年(1952)ころから昭和31年(1956)にかけて使われた語。青線地帯。→赤線区域
あお‐そ【青麻/青苧】
1 《茎が青いところから》麻のこと。 2 麻の茎の粗皮(あらかわ)。麻縄などを作る。 3 (青苧)麻の茎の皮をはいで白くさらし、細く裂いたもの。奈良晒(ざらし)の原料とする。真苧(まお)。
あお‐ぞら【青空】
1 晴れ上がって、青々と見える空。蒼天(そうてん)。碧空(へきくう)。「抜けるような—」 2 他の語に付いて、屋外、露天、の意を表す。「—市場」