きとら‐こふん【キトラ古墳】
《「キトラ」は地名「北浦」からという》奈良県明日香村阿部山にある二段築成の円墳。特別史跡。直径約14メートル、高さ約3.3メートル。7世紀後半から8世紀にかけて築造されたものと考えられる。昭和5...
キトン‐ブルー
《(和)kitten+blue》生まれたばかりの子猫の虹彩が青色であること。メラニンの沈着が十分でないためにみられる現象で、成長とともに沈着が進み、緑色や黄色などに変化する。
きぬた‐せいじ【砧青磁】
中国、南宋時代に竜泉窯(りゅうせんよう)で焼かれた青磁。日本における呼称で、青磁の最上品とされた。
き‐はな・る【来離る】
[動ラ下二]今までいたところを離れる。「青丹(あをに)よし奈良を—・れ」〈万・四〇〇八〉
きび‐なご【吉備奈仔/黍魚子】
ニシン科の海水魚。全長約10センチ。体は細長く、背側は淡青色で、体側に銀白色の縦帯が走る。本州中部以南の沖合にすみ、5、6月ごろに大群で接岸して産卵する。食用。
驥尾(きび)に付(ふ)・す
《青蠅が名馬の尾につかまって1日で千里の遠方に行ったという、「史記」伯夷伝の故事から》すぐれた人に従って行けば、何かはなしとげられる。先達を見習って行動することを、へりくだった気持ちでいう言葉。...
きふくがた‐けいようし【起伏型形容詞】
東京式アクセントで、終止形にアクセント核のある形容詞。「あお↓い(青い)」「おおき↓い(大きい)」など。形容詞の多くはこれにあたる。
き‐ふどう【黄不動】
仏画。滋賀県大津市の園城寺(おんじょうじ)にある不動明王画像の通称。平安初期の作。全身が黄色で彩色されているのでこの名がある。赤不動・青不動とともに三不動の一。
き‐ぶしょう【気無性/気不精】
[名・形動]気が重くて、ものういこと。また、そのさま。「—に成りて、次第に顔の色の青きを」〈一葉・われから〉
きほう‐もん【夔鳳文】
中国、殷(いん)・周時代の青銅器などにみられる空想の鳥の文様。曲がった嘴(くちばし)、大きなとさか、鷲(わし)のようなけづめをもつ。