せい【靖】
[人名用漢字] [音]セイ(漢) [訓]やすい やすんずる 安らかにする。世の中を安泰にする。「靖献・靖国(せいこく)・靖寧」 [名のり]おさむ・きよし・しず・のぶ・やす・やすし
せい‐けん【靖献】
《「書経」微子の「自(みづか)ら靖(やす)んじ、人自(おのづか)ら先王に献ず」から》臣下が先王の霊に真心を尽くすこと。
せいけんいげん【靖献遺言】
江戸前期の思想書。8巻3冊。浅見絅斎(あさみけいさい)著。貞享4年(1687)成立。楚の屈原ら8人の中国人の遺文に略伝を付し、併せて日本の忠臣・義士の行状を載せたもの。
せいこう‐の‐へん【靖康の変】
中国、北宋の靖康年間(1126〜1127)金軍が首都開封を占領して、徽宗・欽宗以下の皇族・貴族を捕らえて北方へ連れ去った事件。このため宋朝は一時中断したが、まもなく欽宗の弟の高宗が即位して南宋を...
せい‐こく【靖国】
国を安らかに治めること。
せい‐なん【靖難】
国の危難を鎮めること。兵乱を平定すること。「今や—の大業は、二将軍の手中に有り」〈竜渓・経国美談〉
せいなん‐の‐へん【靖難の変】
中国、明の第2代皇帝建文帝の諸王削廃策に対し、北京の燕王棣(てい)(永楽帝)が1399年に挙兵、京師(南京)を攻略し1402年に帝位を奪った事件。
せい‐ねい【静寧/靖寧】
世の中が治まって平和であること。「旧時の—に復し」〈竜渓・経国美談〉
やすくに‐じんじゃ【靖国神社】
東京都千代田区にある神社。幕末および明治維新以後の国事に殉じた人々の霊を合祀(ごうし)する。明治2年(1869)東京招魂社として創建。明治12年(1879)現社名に改称。4月と10月に例大祭、7...
やすくに‐どおり【靖国通り】
東京都中央区東日本橋から新宿区歌舞伎町までの道路の呼び名。靖国神社を経由する。