うかば・れる【浮(か)ばれる】
[動ラ下一]《「れる」は、もと可能の助動詞》 1 死んだ人の魂が慰められる。成仏できる。「これで仏も—・れよう」 2 (多く打消しの語を伴う)苦労がむくわれる。面目が立つ。「この評価では努力のか...
おお‐はじ【大恥】
ひどく面目を失うこと。赤恥。「人前で—をかかされる」
おと‐こ【男】
《「おと」は、動詞「お(復)つ」と同語源で、若々しいの意。「おとめ」に対する語》 1 ㋐人間の性別で、子を産ませる能力と器官をもつほう。男性。男子。⇔女。 ㋑人以外の動植物で雄性のもの。おす。「...
男(おとこ)が廃(すた)・る
男としての面目がつぶれる。「ここでがんばらねば—・る」
おとこ‐だて【男伊達/男達】
男としての面目が立つように振る舞うこと。強きをくじき、弱きを助け、命を捨てても信義を重んじること。また、そういう人。侠客(きょうかく)。「頼まれて嫌とは言えぬ—」
おとこ‐ぶり【男振り】
1 男としての容姿や気性。おとこっぷり。「—がいい」⇔女振り。 2 男の風采(ふうさい)がよいこと。また、その人。美男。おとこまえ。おとこっぷり。「なかなかの—だ」 3 男子としての面目。「危機...
男(おとこ)を上(あ)・げる
りっぱな行為をして、男の面目を施す。「名演説で—・げる」⇔男を下げる。
おも‐て【面】
《「おも(面)」に、方向・方面を表す「て」の付いたもの。正面のほう、の意》 1 顔面。顔。「—を赤らめる」「—を伏せる」 2 仮面。めん。主として能・狂言に用いるものにいう。 3 物の表面。外面...
おもて‐うた【面歌】
面目をほどこすような歌。すぐれた和歌。代表的な歌。「御詠の中にはいづれをかすぐれたりとおぼす。…是をなん身にとりては—と思ひ給ふる」〈無名抄〉
おもて‐おこし【面起こし】
面目をほどこすこと。名誉を回復すること。おもてだて。「何事にもはかばかしからぬみづからの—になむ」〈源・賢木〉