な‐だいめん【名対面】
1 宮中で、供奉(ぐぶ)・宿直(とのい)の官人が、一定の時刻に行われる点呼で名のること。おおむね亥(い)の刻(午後10時)に行われた。名謁(みょうえつ)。宿直申し。問籍(もんじゃく)。 2 戦場...
ななつめん【七つ面】
歌舞伎十八番の一。時代物。一幕。津打治兵衛・藤本斗文作。元文5年(1740)江戸市村座で「姿観隅田川(すがたみすみだがわ)」の二番目として2世市川団十郎が初演。
なま‐づら【生面】
(「生面下げる」の形で)顔をののしっていう語。いけしゃあしゃあとした顔。「なんの—さげて、今この所へ来たりしぞ」〈浄・出世景清〉
なめ【縵面】
銭の裏の、文字がなくて滑らかな面。〈書言字考節用集〉
なん‐めん【南面】
[名](スル) 1 南に面すること。また、南の面。「庭園に—する殿舎」 2 《昔、中国で天子は臣下に対面するとき、陽の方位である南に面して座ったことから》天子の位に就くこと。天子となって国内を治...
にくづき‐の‐めん【肉付きの面】
越前の吉崎観音の霊験物語。邪悪な姑(しゅうとめ)が鬼女の面をかぶって嫁を脅すと、その面が顔に食いついて外れなくなるというもの。
にし‐おもて【西面】
1 西の方面。「—に見えし山なり」〈更級〉 2 宮中や寝殿造の建物で、西に向いた廂(ひさし)の間。「この—にぞ人のけはひする」〈源・帚木〉 3 ⇒西面(さいめん)の武士
に‐しょうめん【‐シヤウメン】
向かい合う相手や対処すべき事柄が、異なる場所や領域にあること。「環境保護と経済成長の—に対応する」→二正面作戦
にじ‐きょくめん【二次曲面】
平面による切り口が楕円・双曲線・放物線などの二次曲線になる曲面。三元二次方程式で表される。
にじゅうしんぱつ‐じしんめん【二重深発地震面】
深発地震の震源の分布が形成する二重の面。プレートの沈み込み帯において、沈み込む側の海洋プレート内部の上面部分と、やや下面の二層からなる。二重地震面。