うご【羽後】
旧国名の一。明治元年(1868)、出羽(でわ)国を南北に二分した北の部分。同4年7月14日廃藩置県発令まで、東山道13か国の一つに数えられた。範囲は現在の鹿角(かづの)市および小坂町を除く秋田...
兎(うさぎ)死(し)すれば狐(きつね)これを悲(かな)しむ
《田芸蘅「玉芺零音」から》同類の不幸を縁者が悲しむことのたとえ。
う‐さん【烏盞/胡盞】
《「う(胡)」は唐音》天目茶碗(てんもくぢゃわん)の一つで、釉色(ゆうしょく)の黒いもの。
う‐さん【胡散】
[形動][文][ナリ]《「う(胡)」は唐音》怪しいさま。不審なさま。胡乱(うろん)。「此国(ここ)では余り見掛けたことがないが、—な奴さ」〈二葉亭訳・奇遇〉 [派生]うさんげ[形動]
うし‐こでい【牛健児】
《「うしこんでい」の撥音無表記》「牛飼い童(わらわ)」に同じ。「あっぱれ支度や、これは—がはからひか」〈平家・八〉
うしつにしゃ【烏瑟膩沙】
《(梵)uṣṇīṣaの音写》「肉髻(にくけい)」に同じ。
うしゃあが・る
[動ラ四]《「うせあがる」の音変化。近世江戸語》「行く」「来る」「去る」「居る」などの意をののしっていう語。「何処(どけ)へ這入(へえ)り込んで—・るか」〈滑・浮世床・初〉
うしろじた‐ぼいん【後ろ舌母音】
⇒こうぜつぼいん(後舌母音)
うしろ‐み【後ろ見】
1 後ろだてとなって助けること。幼少の者、制限行為能力者などの代理となったり補佐をしたりすること。また、その人。後見(こうけん)。 2 国政の補佐制度で、摂政・関白が天皇を、執権職が将軍を補佐す...
うすさま‐みょうおう【烏芻沙摩明王】
《「烏芻沙摩」は梵Ucchuṣmaの音写。汚れを転じて清浄にする意》不浄なところに祭られる明王。忿怒(ふんぬ)形で火炎の中にあり、二臂(にひ)・四臂などいろいろの形相をとる。密教などでは便所の守...