きょう【響】
[常用漢字] [音]キョウ(キャウ)(漢) [訓]ひびく とよむ 1 音や声が空気に乗って伝わる。ひびき。「音響・残響・反響・余響・交響楽」 2 音がひびくように作用が及ぶこと。「響応/影響」 ...
きょう‐おう【響応】
[名](スル)響きが声に応じるように、人の言動に応じること。「全国の良民一呼して、—し」〈竜渓・経国美談〉
きょう‐がん【響岩】
火山岩の一。アルカリ長石・霞石(かすみいし)などを主成分とし、少量の有色鉱物を含み、暗緑色または暗灰色をした緻密(ちみつ)な岩石。たたくと独特の音響を発する。フォノライト。
きょう‐どう【響胴】
弦楽器類の胴。弦の振動に共鳴して楽音を豊かにする。サウンドボディー。
きょうどうさん‐せっくつ【響堂山石窟】
中国河北省邯鄲(かんたん)市西方、鼓山にある仏教石窟寺院の遺跡。北斉(ほくせい)時代につくられたもので、南北2か所あり、南響堂山に7窟、北響堂山に3窟ある。
きょう‐ばん【響板】
音響効果を高めるため、ピアノの弦の下に張ってある板。アップライトピアノでは背部に張る。
さはり【響銅/胡銅器】
銅合金の一。鉛・錫(すず)、ときに少量の銀を加えたもの。また、それで作った仏具・皿・鉢など。茶の湯での建水・花入れなどに転用される。さわり。 [補説]「さふら(鈔羅)」の変化した語かといわれる。...
とよ・む【響む】
[動マ下二]鳴りひびかせる。「我がやどの花橘をほととぎす来鳴き—・めて本に散らしつ」〈万・一四九三〉 [動マ四]⇒どよむ
どよみ【響み】
《古くは「とよみ」》 1 大きな音が鳴りひびくこと。大声で騒ぐこと。また、その音や声。どよめき。「遠くでする市街(まち)の—を…聞きながら」〈近松秋江・疑惑〉 2 ゆれうごくこと。動揺。「汽車の...
どよ・む【響む】
[動マ五(四)]《平安末期ころまで「とよむ」》 1 音が鳴りひびく。ひびきわたる。「砲声が—・む」 2 多くの人が大声をあげて騒ぐ。「上下の人—・みて泣き合ひけるを」〈宇治拾遺・九〉 3 ずきず...