むつごろう【鯥五郎】
ハゼ科の海水魚。全長約20センチ。目は頭頂部に突き出ていてよく動く。体色は暗緑色で、体側とひれに青色の斑点がある。日本では有明海と八代海に生息。皮膚呼吸もでき、泥上を胸びれではいまわったり、全身...
むなつき‐はっちょう【胸突き八丁】
1 富士登山で頂上までの8丁(約872メートル)のけわしい道。転じて、急斜面の長い坂道。 2 物事を成し遂げる過程で、いちばん苦しい正念場。「交渉は—にさしかかる」
むらさき‐いがい【紫貽貝】
イガイ科の二枚貝。内湾の岩などに足糸(そくし)で付着する。殻長9センチくらい。イガイに似るが、殻頂は丸みを帯びる。ヨーロッパの原産で、日本には昭和初期に船底に付着して渡来。食用。ムール貝。淡菜。
むら‐しゃかい【村社会】
1 集落に基づいて形成される地域社会。特に、有力者を中心に厳しい秩序を保ち、しきたりを守りながら、よそ者を受け入れようとしない排他的な社会をいう。しきたりに背くと村八分などの制裁がある。 2 同...
ムラピ‐さん【ムラピ山】
《Gunung Merapi》インドネシア、ジャワ島中部にある活火山。標高2911メートル。ジョグジャカルタの北約30キロメートルに位置する。16世紀半ば以降、70回におよぶ噴火が確認されている...
むろね‐さん【室根山】
岩手県南東部、宮城県境近くにある山。北上高地の南東端にあたる。標高895メートルで、山頂付近にはヤマツツジ・レンゲツツジなどが分布する。室根高原県立自然公園に指定。中腹にある室根神社は紀州の熊野...
めいろ【迷廬】
「須弥山(しゅみせん)」に同じ。「—八万の頂よりなほ高き父の恩」〈平家・二〉
メガロメテオロン‐しゅうどういん【メガロメテオロン修道院】
《Moni Megalou Meteorou/Μονή Μεγάλου Μετεώρου》ギリシャ中部、テッサリア地方のメテオラにある修道院。メテオラの中で最も大きく、また重要な修道院として知ら...
め‐ざ・す【目差す/目指す】
[動サ五(四)] 1 到達・達成の目標とする。「頂上を—・して進む」「年内完成を—・す」 2 目当てとして見る。「—・すとも知らぬ闇ではあり」〈平家・六〉 [可能]めざせる
メテオラ【Meteora】
ギリシャ中部、テッサリア地方にある修道院群。メテオラは「宙に浮く」の意で、奇岩の頂に修道院が造られていることからの名称。9世紀頃に世俗を逃れた修道士たちが住み始め、14世紀初めに本格的な修道院が...