はつ‐かんせつ【初冠雪】
夏が過ぎて、その冬初めて山頂に雪が積もること。
はな‐ぎれ【花布】
製本で、中身の背の天と地との両端にはりつける布地。本来は補強を目的としたが、現在は装飾用。頂帯。ヘッドバン。
花(はな)を賞(しょう)するに慎(つつし)みて離披(りひ)に至(いた)る勿(なか)れ
《邵雍(しょうよう)「安楽窩中吟」から。「離披」は、花びらの各片がはなれひらくことで、すなわち満開の意》花は満開にならないうちに鑑賞するのがよい。物はいまだ絶頂に達しない段階をもってよしとすべき...
はま‐すげ【浜菅】
カヤツリグサ科の多年草。海辺や河原に生え、高さ20〜30センチ。葉は堅く、線形。夏から秋、茎の頂に細い苞(ほう)を数枚つけ、その中心から穂を出す。塊根を漢方で香附子(こうぶし)といい、薬用。《季 夏》
はま‐ぼっす【浜払子】
サクラソウ科の越年草。海岸に生え、高さ10〜40センチ。茎の基部から枝分かれし、多肉質でへら状の葉を密に互生する。5、6月ごろ、茎の頂に、花びらが五つに裂けている白い花を多数開き、丸い実を結ぶ。
はやちね‐さん【早池峰山】
岩手県中央部、北上高地の最高峰。標高1917メートル。蛇紋岩からなり、高山植物帯は特別天然記念物。山頂に早池峰神社奥宮があり、神楽が行われる。
ハリケーン‐リッジ【Hurricane Ridge】
米国ワシントン州北西部、オリンピック国立公園にある展望地。公園北部、標高1597メートルの尾根に位置する。山岳氷河を頂くオリンピック山地の山々やフアン‐デ‐フカ海峡を一望できる。
ハレアカラ【Haleakala】
米国ハワイ州、マウイ島東部にある楯状火山。標高3055メートル。1790年を最後に大きな噴火はない。頂部の火口周辺は荒涼とした景観が広がり、かつて宇宙飛行士の月面着陸の訓練が行われた。ハワイ諸島...
ハワイしき‐ふんか【ハワイ式噴火】
粘性の低い大量の玄武岩質溶岩の流出を主とする比較的穏やかな噴火。楯状火山の山腹や山頂部の割れ目噴火であることが多く、ハワイ島のキラウエア火山がこの例。
はん‐がい【斑蓋】
《「はんかい」とも》山伏が頭にかぶるもの。白綾で包み、頂に八葉をあらわす八角の錦をつける。