どう‐ずり【どう掏摸】
《「どう」は強意の接頭語》すり・盗人をののしっていう語。また、人をののしっていう語。「女房子供の身の皮はぎ、その金でおやま狂ひ、いけ—め」〈浄・天の網島〉
ど‐しょうぼね【土性骨】
《「ど」は接頭語で、「土」は当て字》 1 性質・根性を強調、またはののしっていう語。ど根性。「—をたたきなおす」 2 人をののしって、その背骨をいう語。「—をへし折るぞ」
ど‐しろうと【ど素人】
《「ど」は接頭語》まったくの素人。
ど‐びゃくしょう【土百姓】
《「ど」は接頭語。「土」は当て字》百姓を卑しめていう語。
どら
怠惰。道楽(どうらく)。放蕩(ほうとう)。また、その人。現在では、多く「どら息子」「どら猫」など、接頭語的に用いる。「今の—がそれほどな身上を受け取って」〈滑・浮世風呂・前〉
どん
[接頭]名詞に付いて、まさにそれに相当するものであることを強調していうのに用いる。接頭語「ど」をさらに強めた語。「—じり」「—底」「—づまり」
どん‐びき【どん引き】
[名](スル)《「どん」は強意の接頭語》だれかの言動で、その場の雰囲気が急にしらけること。 [補説]本来は、映画やテレビの撮影で、ズームレンズを引いて被写体を小さくすることをいった。
なみだ【涙/涕/泪】
1 涙腺(るいせん)から分泌される液体。眼球をうるおし、異物を洗い流す作用がある。刺激や感動で分泌が盛んになる。「—がこぼれる」「—を浮かべる」 2 涙を流すこと。泣くこと。「聞くも—、語るも—...
ぬか【糠】
1 玄米などを精白する際に果皮・種皮などが破けて粉になったもの。こめぬか。飼料や漬物などに用いる。 2 「糠味噌(ぬかみそ)」の略。 3 接頭語的に用いて、ごく細かいこと、また、はかないこと、む...
の‐ほうず【野放図/野方図】
[名・形動]《「の」は接頭語。「野」は当て字》 1 人を人とも思わないずうずうしい態度。横柄なこと。また、そのさま。傍若無人。「—な性格」「—にふるまう」 2 際限のないこと。しまりがないこと。...